オンライン脳 東北大学の緊急実験からわかった危険な大問題

個数:1
紙書籍版価格
¥1,397
  • 電子書籍
  • Reader

オンライン脳 東北大学の緊急実験からわかった危険な大問題

  • 著者名:川島隆太
  • 価格 ¥1,397(本体¥1,270)
  • アスコム(2022/07発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784776212348

ファイル: /

内容説明

オンラインでのコミュニケーションは、今後、私たちの社会に大いなる悪影響を及ぼす可能性があるのではないか?

こうした危機感を抱いた私は、それを証明するために実験を重ね、驚くべき結果を得ることができました。一刻でも早くみなさんに知っていただくべく、私は本書『オンライン脳』を緊急出版することにしたのです。
オンラインなら、会社にも個人にもメリットが大きい、と思われているかもしれません。
ところが、ここに大きな落とし穴があるのです。「便利になった」のと、私たちの「脳がどう感じているか」は、まったく関連性がないことだったのです。
なぜ、「オンラインコミュニケーション」が問題なのでしょうか。
ひとつは、オンラインは「楽だ」ということです。肉体の移動をともなわずにコミュニケーションできるのですから、とても「楽」です。

一方、対面コミュニケーションでは、実際に人と接することで、脳がさまざまな刺激を受け、活発に働きます。オンラインでは「楽」をした分だけ刺激が少なく、脳の一部しか働かないのです。
また、対面でお互い顔を見ながらよいコミュニケーションがとれた場合には、お互いの脳活動が「同期する」という現象が起きます。
ところが、オンラインでは脳が「同期しない」という実験結果が出たのです。これは、重要なことを示しています。脳活動が同期しないことは、脳にとっては、「オンラインでは、コミュニケーションになっていない」のです。
情報は伝達できるが、感情は「共感」していない。つまり、相手と心がつながっていない、ということを意味します。
一刻も早く、対面でのコミュニケーションができる社会に戻さなければいけません。しかしながら、私は、オンラインはやめてコロナ前に全面的に戻れ、と言っているのではありません。オンラインの便利さは享受しながらも、私たちや子どもたちの脳にできるだけ悪影響が出ないような生活をしていかなければなりません。

本書で言うところの「オンライン脳」とは、「スマホ・タブレット・パソコンなどのデジタル機器を、オンラインで長時間使いすぎることによって、脳にダメージが蓄積され、脳本来のパフォーマンスを発揮できなくなった状態」を指します。本書では、オンラインと脳の賢い付き合い方についても書きました。ぜひ、参考になさってください。(「まえがき」より)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ネギっ子gen

57
【対面でのコミュニケーションができる社会に戻そう】オンラインやリモートによる問題点とその対処法や賢い付き合い方について解説した書。「オンライン脳」とは、「スマホ・タブレット・パソコンなどのデジタル機器を、オンラインで長時間使いすぎることによって脳にダメージが蓄積され、脳本来のパフォーマンスを発揮できなくなった状態」を指す。著者は、<オンラインをやめてコロナ前に全面的に戻れ、と言っているのではありません。オンラインの便利さは享受しながらも、私たちや子どもたちの脳にできるだけ悪影響が出ないような生活を>と。⇒2024/06/26

HMax

41
どうせ時間の無駄の会議に出席するなら、内職し放題のリモート賛成派の私ですが、「東北大学の緊急実験から分かった危険な大問題」には日本全体で取り組むべきと心を改めました。仙台市立中学校に通う22,390名のデータ。2時間/日以上勉強するが3時間/日以上スマホを使う人は、スマホは使わないが30分以下しか勉強しない人より数学の平均点が低い。224名の脳の変化を3年間測定した結果、毎日インターネットを使う中3は小6から脳の発達が停止していた!2024/08/05

万葉語り

35
対面が大事。オンラインは楽。なんとなく思っていたことを文字化されて、証拠を見せてもらったような感じ2023/05/20

ムーミン

28
自分の中にあったいくつかのモヤモヤが言葉に変換されました。2022/10/30

kubottar

23
オンラインで人と会うのは「楽」。実際会ってコミュニケーションをとる方が難しいのは共感できた。リモートワークに疲弊してきてることは実感してます。やはり人間は対面して話し合わなければならない。2022/09/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20004626
  • ご注意事項

最近チェックした商品