三才ブックス<br> アリエナイ毒性学事典

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三才ブックス
アリエナイ毒性学事典

  • 著者名:くられ【著者】/薬理凶室【著者】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 三才ブックス(2022/07発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 510pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784866733067

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内容説明

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「アリエナイ理科」シリーズの最新刊は毒の本!


薬理凶室の代表・くられ先生の単著として、「毒」に特化した書籍が出来上がりました…!
そのほとんどを新規記事で構成し、既に発表しているネット記事には大幅に加筆・修正を加えて最新情報にアップデートしています。
生物・化学につながる毒性学について楽しく学べる、新たなる魔導書の誕生です!!




前書き(一部抜粋)
「毒というものは、避けるべきものである」

まずまず、多くの人にとって、毒に対する共通認識はこんなものでしょう。
しかしながら、目に見えて毒なもの、例えばハチやヘビといった毒を持つ生き物をぼんやりと判別できるくらいで、実際に毒自体は目に見えないし、もしくは判別できないものであることが大半です。ゆえに、有毒のヘビやハチそっくりに多くの生き物が、その虎の威を借りた「擬態」という形で身を守るために便乗しているわけで、自然界でさえ完璧に判断できる生き物は存在しないといえます。それだけに「毒がある」というのは、畏怖であり脅威なのです。




主な収録コンテンツ
●Chapter01 毒が無さそうな毒 毒がありそうな毒
毒性サプリメント/空間除菌の重い罪/食品添加物は毒なの?/毒とは量である

●Chapter02 有名な毒
毒にも薬にもなるカフェイン/クロロホルムの本当のところ/青酸カリの基本と活用法/理想の猛毒 ヒ素/一酸化炭素の凶悪性/硫化水素で死ぬメカニズム

●Chapter03 殺すために作られた毒 化学兵器&農薬
化学兵器ってなあに?/窒息剤とびらん剤の歴史/殺人専用の神経ガス/非殺傷化学兵器の開発史/殺虫剤&除草剤ヒストリー/ホームメイド爆弾

●Chapter04 心を変えるために作られた毒 麻薬
危険な脱法ドラッグの実態/覚醒剤が危険なホントの理由/「麻薬の女王」ヘロインの魔力/大麻って何だっけ?/狂乱の幻覚剤LSD/「麻薬の王」コカインの薬理学/Hな気持ちになる麻薬!?

●Chapter05 あらゆる薬と毒の宝箱 自然毒
毒のある観葉植物/最強植物毒リシン/トリカブトの毒の仕組み/伝説級の毒草ドクウツギ/海洋毒素を紐解く/細菌毒素の恐怖と対処法/秋の味覚 毒キノコグルメ/毒と薬の行き先 …など

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うみ

15
我らがくられ先生の全世界待望の事典。古今東西の毒がてんこ盛り。インクは紫。内容はもちろん、装丁にも先生のこだわりがぎゅぎゅっと詰まった1冊。声の聞こえてきそうな語り口でみっちりと教えてもらえる最強の事典。2022/06/11

Urmnaf

12
世界に数多ある各種毒物について、どのような毒でどう効くのかを丁寧に説明。ところどころ言葉の毒もあり。冒頭の章は毒物ではなく似非科学の「毒性」についての解説。見た目と語り口はともかく、内容は至極真っ当。著者の持論である毒とは量、研究領域にとらわれない展開が大事、といったことがよくわかる。亀の甲と化学的解説は半分も理解できませんでしたけどwww2022/06/21

akiakki

4
今日から開催された国立科学博物館の特別展「毒」を見に行く前に再読。毒=量。2022/11/01

akiakki

4
毒とは量。そして作用する機構や場所によっては薬にもなり得る。改めて人体の不思議、毒を持つ植物や魚介類の不思議さに気付かされます。麻薬の危険さとして単純に「中身が汚過ぎ」ってのはもっと知られても良いと思う。不潔な環境でよく分らんもので嵩増しされて製造され、密輸という温度も湿度も管理されない環境で流通した物を体に入れるか?と言われるとねぇ。2022/06/13

ぷくらむくら

2
ただ毒性や許容量を述べるだけではなく、その毒がどういう目的に使われてきて危険なポイントは何か、ということを丁寧に伝えてくれている。いろいろと気づくところの多い一冊でした。2022/08/31

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