文春e-book<br> 阿川佐和子のこの噺家に会いたい(文春ムック)

個数:1
紙書籍版価格
¥1,430
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

文春e-book
阿川佐和子のこの噺家に会いたい(文春ムック)

  • 著者名:阿川佐和子【著】
  • 価格 ¥1,400(本体¥1,273)
  • 文藝春秋(2022/07発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 360pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784160070516

ファイル: /

内容説明

「週刊文春」の人気連載「阿川佐和子のこの人に会いたい」に登場した、
15人の落語家・講談師が明かす、笑いと語りのエッセンス。
志の輔、昇太、談春、喬太郎、松之丞(現・伯山)、
そして、談志、小三治、小さん(五代目)が、夢の競演!

【目次】

○柳家喬太郎
何回かオンライン落語を経験して思ったのは、
今後ライブと並行して残るんじゃないかと。

○神田松之丞(六代目・神田伯山)
不思議なもので、一年くらいで耳が慣れて、
講談が面白く感じられるようになりました。

○桂歌丸
最後の『笑点』は、普段通りやって、
決して涙は見せまいと思ったんですけど、ダメでした。

○高田文夫(立川藤志楼)
ビートたけしが、フライデーを襲撃する直前に、
小料理屋で「まあまあ」となだめてた(笑)。

○桂米團治
米朝は、上方だけでもなく、日本全体の落語を
リメイクした人だと思うんです。

○小沢昭一
撮影所の化粧部屋で、川島(雄三)組と黒澤(明)組が
一緒になったことがあってね。

○立川志の輔
落語はバイブル。日本人が楽に生きられる要素が
詰まった、教典だったらいいなあと。

○三遊亭円楽(六代目)
もう一度、先代に似てくるでしょう。
顔も伸びてくると思います(笑)。

○柳家小三治
自分の力がこれでいいなんて、
絶対思えない。誰も信用できないんだ(笑)。

○立川談春
自分の「うまさ」をつきつめたい。
でも本当は師匠に褒められたいだけなんです。

○林家木久蔵(初代。現・林家木久扇)
三木助の「木」に正蔵の「蔵」、それが
長く続くようにって「木久蔵」になったんです。

○春風亭昇太
古典ができないから新作やってるって
言われるのが悔しかった。

○桂三枝(現・六代 桂文枝)
落語家として満足しきれていなかった。
正直、辞めようと何度も思いました。

○立川談志
立川談志は十分に生きた。
褒めてやろうと思ってますよ。

○柳家小さん(五代目)
小学生の頃は教室かけ持ちで噺して歩いたよ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しげ

78
昨夜、笑福亭笑瓶さんの訃報には驚きました。謹んでお悔やみ申し上げます。この阿川さんの対談集は昨年出版ですが、談志さんを初め既に鬼籍入りされている方も多く貴重な対談と感じます。噺家さんを様々なドラマでお見かけする様になって久しいですが、亡くなられた笑瓶さんも幅広い分野で活躍されていた事を思い出し、今更ながらエンタメ力に感心しました。2023/02/23

J D

60
 落語を久しぶりに聴きたくなった。ここに登場する噺家は何人がすでにお亡くなりになられている。笑点の円楽師匠、歌丸師匠。噺家ではないけど小沢昭一さん。型破りな談志師匠。そして、人間国宝だった柳家小さん師匠。皆さん懐かしく、その対談を読ませて頂いた。ここに登場する人たちは、自分の論理、考え、筋がありいきいきとしている。なんか、元気づけられる本だった。それにしても阿川佐和子さんは聞き上手だなー!2023/01/09

ぐうぐう

35
週刊文春」連載の「阿川佐和子のこの人に会いたい」から、噺家がゲストの回を集めたMOOK。喬太郎から始まり小さんで終わるという、時代を遡っていく編集が効果的だ。阿川のまさしく聞く力によるものなのか、どの噺家も饒舌に語り、ゆえに噺家の本質に近付いているように思える辺りが、なにげに凄い。小さんの回では渋滞で大遅刻をしてしまい、小さんを長く待たせてしまったことでかなり不機嫌だったようだが、インタビューを読む限りは不機嫌のかけらも感じられず、(つづく)2022/08/18

nonpono

24
週刊文春の阿川さんの対談は毎回、楽しく読んでいた。そんな阿川さんと落語家の対談集。つまらないはずがないじゃないか。阿川さんの父上が仰っるように、「文章は間が大事だ。落語の間ってのは、われわれもの書きにとって非常に勉強になるもんだ」と。談志、小さんとの対談は、談春の「赤めだか」に感銘を受けたわたしにはたまらない。談春の「でも師匠にほめられたいだけなんです」に、しびれた。感電した。そもそも、わたしもわざとあの人にわかる名前で、同じ気持ちで文章を紡いでいるだけかな。なんてね。また、あなたにダメ出しされたくて。2024/06/18

KF

13
どうした事情で借りたかと言えば、自身で「読みたい本」に登録していて、図書館にあったから借りて来たわけです。 考えられるのは、こちらでどなたかが読んでいるのを見て気に入ったか、読んだ本の中に紹介されたか、なんだろうと思います。 結論から言うと、最高に面白かったですね。 何かを学ぶのでなく、調べるでもない、娯楽なんですよね。阿川佐和子さんは「聞く力」という本を出しているわけで、相手の思いを引き出す達人ですね。15人の相手の中に三人知らない方が居ましたが全て読んでいて楽しくなりました。 時と場合によっては◎!2024/07/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20052823
  • ご注意事項

最近チェックした商品