内容説明
すべての子供たちの未来の夢と出会いのために叫ぶ魂のエール
中学高校といじめられ、ひとり「死にたい夜」を過ごした中川翔子が傷つき悩む十代に送る言葉。あなたの時間と命は誰も奪えない――。
※この電子書籍は2019年8月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Shoji
32
タレントの中川翔子さんが自身の体験をもとに書いた本。執筆のきっかけは、2011年の大津市いじめ自殺事件だそうです。加害者の人権ばかりが優先されるけど、被害者は人権を踏みにじられて命までなくしていることに強い憤りを感じたようです。何があっても死んではいけないと一貫しています。共感しました。今回、私は中川翔子さんから、二つの気付きを得ました。「教室には逃げ場がない」、「大人に相談するのは、本当につらい限界を迎えたSOS」。この言葉、忘れないでいようと思う。2024/12/25
Tomomi Yazaki
23
強烈な題名を見て、つい買ってしまいました。いじめは逃げ場をなくし、選択できない死に導く。それは虐める人間だけでなく、積極的な無関心で傍観者を装う人間も例外ではない。著者が有名になり、いじめられた具体的な体験を公表しているが、当事者たちや周囲の人たちはいたたまれないでしょう。自業自得。それでもいじめはなくならない。先生に、友達に、そして親にも裏切られたらそこには絶望しかない。隣る人。何もしないでそばにいるだけ。心が折れそうな人には、それが心の支えとなる。そんな人になれたら、と、願ってやみません。2022/08/30
チサエ
10
いじめは無くならないかもしれないけれど、いじめられている子へのケアはしていけるのではないか。いじめによる自死などゼッタイあってはならない。私はいじめられていたわけではないけれど、高校時代に不登校をしていた時期がある。それでもツラかったし、ぶっちゃけ毎日しにたかった。いじめられている子の心はいかほどか。想像力が必要だと思う。相手はどんな気持ちになるか。そんな思いやりを持つこと、だいじ。好きなこと、気晴らし、何かそういうものを見つけて生き延びてほしい。単行本で読了済みだったけれど、加筆ありとのことで文庫でも。2023/02/01
メチコ
9
いじめ被害経験者が語る言葉はやっぱり重みがあるよね。 ただこの本が今現在いじめに悩む子どもたちの一助となり得るかと問われるとちょっと弱いような気がする。 いじめの体験談やそこから得た気付きなどの記述は多いんだけど、じゃあそこから具体的に何をしどう動けばよいのかの部分がもう少し充実しているとよかったかな。2022/09/15
agtk
5
中川翔子さんが自身のいじめ体験をもとに著した本。いじめに悩んでいる子、いじめが身近にある子、今はいじめとは無関係だけれども学生生活を送っている子、そして(おそらくは手にとることはないかもしれないが、)誰かをいじめている子にも読んで欲しい。全部読むのが大変なら拾い読みでも、イラストマンガだけでも読んで欲しい。誰かに「隣る人」を増やすことが大切だし、自分も誰かの「隣る人」になることを意識したい。2022/08/09




