内容説明
大乗仏教を基礎づけたインドの大論師(2~3世紀)、「八宗の祖」竜樹(ナーガールジュナ)の作と伝えられる『大智度論』からさまざまな仏典の説話を訳出。「ブッダの誕生・成道・初転法輪」「阿難の名の由来」「尸毘王の物語」「魔の十の軍」「三千大千世界」「ブッダにあうことは難し」など、(一)には巻一~巻十の中から81編を収めた。(レグルス文庫版をハードカバーの第三文明選書として復刊)
目次
まえがき
ブッダの誕生・成道・初転法輪
ブッダの不可思議
ブッダの誕生から成道まで(不可思議の示現)
ブッダの大乗の予言
薬と仏法
長爪梵志
信は手の如し
ブッダの初転法輪
倶迦梨
ブッダの最後の説法(「如是我聞」の由来)
三蔵の結集(1)
三蔵の結集(2)
アビダルマの結集
舎利弗の物語
必陵伽婆蹉の物語
栴闍バラモン女の物語
牛飼の物語
王舎城の由来(1)
王舎城の由来(2)
王舎城の由来(3)
王舎城と他の場所との比較
摩伽陀国
摩訶迦葉
耆闍崛山(1)
耆闍崛山(2)
舎利弗が乞食を説く
須跋陀梵志
摩 提梵志
阿難の名の由来(1)
阿難の名の由来(2)
阿難の名の由来(3)
阿難の名の由来(4)
過去仏
釈迦ボサツと弥勒ボサツの修行
尸毘王の物語
須陀須摩の物語
ブッダの金色の相
過去仏ーボサツ
難陀の物語
三世諸仏
衆生は無数(1)
衆生は無数(2)
ブッダをたたえる
魔の十の軍
劫
無明と幻
乳と酪
文殊師利の物語
念仏の功徳
仏の出現と説法
念の力
在家のボサツと出家のボサツ
笑う
三千大千世界
四大河
ブッダは林の葉の数を知る
ブッダの広長舌相
梵天王
四種の地動
四種の生
狂
二人の兄弟
ブッダが病者をなおす
抵の物語
ブッダの九つの罪報
ブッダは方便のゆえに罪報を受ける
ブッダの病気と牛乳
諸天
宝華仏、燃燈仏、宝積仏
ブッダの不可思議
二仏なし
ブッダを見る
ブッダにあうことは難し
三世の諸仏
ブッダの遍歴
遍吉ボサツの功徳
法華経の功徳
阿弥陀仏経と摩訶般若波羅蜜経の功徳
ブッダの身密と語密
浄居天に生ずる由来
ブッダの三昧
あとがき