ウェス・アンダーソン

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ウェス・アンダーソン

  • ISBN:9784845921157

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内容説明

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「映画を作るというのは、混沌を整頓しようとしながら、同時に新しい混沌を生み出してしまうことなのです」

ポップかつシニカル、そして大胆な脚本。キャッチーな色彩とディテールで構築されたセットや小道具の数々。精巧な構図とカメラ移動で生み出されるマジカルな空間演出。そしてひとクセもふたクセもありながら誰もが愛さずにはいられない登場人物たち……。日本国内のみならず世界中に熱狂的な信者を持つウェス・アンダーソン。この一人の芸術家をめぐり、最新作『フレンチ・ディスパッチ』を含むその全てを総括する評伝がついに刊行!

長編デビュー作『アンソニーのハッピー・モーテル』から『フレンチ・ディスパッチ』まで、素晴らしくも困惑に満ち、個性的かつ一点の汚れもないような10本の映画たちを監督したウェス・アンダーソン 。監督作品のその優れた作家性のみならず、ファッション、音楽、美術、など彼の作品をとりまくディテールは多くの人を魅了する。

本書では、長編監督作はもちろん、『ホテル・シュヴァリエ』『カステロ・カヴァルカンティ』といった短編全作をカバーし、さらには監督が影響を受けた人物や映画作品、プライベートな交友関係についても紹介。あますことなくウェス・アンダーソンの「人生」を詰め込んだ1 冊となっている。

我々がウェス・アンダーソンの作品に絶妙な親しみやすさを感じるのは、他の誰の映画とも違うというセンスの集積に他ならない。 コーデュロイのスーツやABC順に整頓された本棚、アート映画へのオマージュからアナグマに扮したビル・マーレイに至るまで、彼の映画は彼自身の人生の、そして人格の延長なのだ。
各作品の原点をたどり、インスピレーションの源を探り、どのような過程を経て作品が生まれているのか。多くの美しい場面写真やオフショットとともに、その知られざる神秘を紐解いていく。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

紀梨香

5
既に観たのは「グランド・ブタペスト・ホテル」と「犬ヶ島」。「グランド・ブタペスト・ホテル」が大好きなので、こちらの本を手に取りました。クラシカルで端正なのにありふれていない映像をなぜ撮ることができるのか、この本を読んでも謎は解けませんでした。でも他の作品も必ず観ようと心に誓いました。CMも何本か手掛けていて、特にソフトバンクのものはウェス・アンダーソンということを知らずに見ていたことをはっきりと思い出しました。ブラピ主演で豪華だな、とは思っていたけれど。2022/07/03

かい

2
ウェス・アンダーソンの作品解説本。「フレンチ・ディスパッチ」(刊行時は公開前)までの10作品。ご本人や出演者などへの新たな取材はないものの、映画ができるまでや評判などを丁寧にまとめてる。絵素材もたっぷりなので、改めて作品が観たくなるつくりだと思う。2022/07/10

ちり

0
“「映画を作ってるときには、前とは違うことをやろうと意識しています。でも、出来上がってみると、10秒見れば私の作品だとわかると言われてしまうんです」”2022/05/04

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