文春e-book<br> 文春ムック 文藝春秋が見た戦争と日本人

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文春ムック 文藝春秋が見た戦争と日本人

  • ISBN:9784160070493

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内容説明

1 主役たちの肉声と手記 編・保阪正康
山本五十六が語るロンドン軍縮会議の内幕
私が見た元老西園寺公望 近衛文麿(貴族院議員)
松岡洋右、連盟脱退後の心境を明かす
「東洋のローレンス」の中国生活三十年史 土肥原賢二(陸軍大将)
失脚した真崎甚三郎に弁明を聞く 有明六郎
南京攻略司令官 松井石根が「反中」を叱る
「悲劇の宰相」広田弘毅のスパイ時代とソ連観
木戸幸一、昭和天皇の苦悩を語る 大平進一(元新聞記者)
満洲のメディア王、新聞雑誌に物申す 甘粕正彦(芸文協会会長)
東條英機 最後の日記
コラム ロシア文学を語る 荒木貞夫(陸軍大臣)

2 軍人たちの素顔 編・保阪正康
父、渡辺錠太郎を殺した軍人 渡辺和子(ノートルダム清心学園理事長)
満洲事変を起こした板垣征四郎は泣き虫だった 板垣賛造(実兄)
山本元帥の生家を訪ねる 鈴木貢(『オール讀物』編集部)
同級生が語る畑俊六元帥の秘話 塩野季彦(司法大臣)
部下から見た石原莞爾の哲人的生涯 田中新一(陸軍中将)
コラム 松岡洋右さんをやり込めた話 今村均(陸軍大将)

3 作家たちの戦争 編・辻田真佐憲
菊池寛、軍神・西住戦車長の母に会う 岩崎栄(東京日日新聞記者)
剣豪小説家 五味康祐の従軍記 
海軍宣伝班時代の思い出 井伏鱒二
弱兵奮戦録 大岡昇平
「田辺写真館」焼失 母は強し 田辺聖子
敗戦の年の将校生徒 西村京太郎

4 戦場の証言 編・保阪正康
真珠湾までの山本五十六 福留繁(海軍中将)
文藝春秋社員 戦場の手記 鷲尾洋三(陸軍伍長、『話』編集部員)
吉川英治が将校たちに航空戦の実態を聞く
「マレーの虎」山下奉文、幻の手記 保阪正康(ノンフィクション作家)
日本陸軍最後の日 下村定(陸軍大臣)
コラム 我れ若し従軍せば 古川ロッパ(喜劇役者)

5 取材者たちの記録 編・辻田真佐憲
二・二六事件、被害者宅を連続訪問する
戦時下の銀座、浅草を飲み歩く 小野佐世男(漫画家・エッセイスト)
頭山満、蒋介石と相撲を語る 鈴木氏亨(文藝春秋専務)
生きている十三人の大将 村上兵衛(評論家)
鎮魂曲・特攻の妻たち 澤地久枝(ノンフィクション作家)
特別寄稿 文藝春秋の昭和十六年十二月八日 平山周吉(雑文家)

6 私の戦争体験 編・辻田真佐憲
特別対談 アスリートの見た戦場
沢村栄治(プロ野球選手)×笹崎たけし(プロボクサー)
戦時下を生きた九人の記憶
三笠宮崇仁親王 中曾根康弘 水木しげる 千玄室 橋田壽賀子 美輪明宏 丹波哲郎 佐藤安枝 ドナルド・キーン
座談会 満洲のいちばん長い日
澤地久枝 ジェームス三木 藤原作弥 小澤俊夫 神代喜雄 福永こせい 天野博之 保阪正康
命からがら逃げた東京大空襲 半藤一利(作家)
おわりに 辻田真佐憲

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tecchan

1
文藝春秋に掲載された戦争に係る記事の特集ムック。戦争指導者、兵士、作家等著名人、取材記者、そして庶民まで様々な声が収まる。ニニ六事件の遺族である渡辺和子さん、特攻の妻たちを執筆した澤地久枝さんの胸をつかれる声から、元将軍達の反省のない声まで様々。当時の世相、状況がまざまざ。2022/11/07

かにーじゃ

0
現代では歴史上の人物になっている人たちの、実際のインタビュー内容が書かれていて、貴重であることはもちろん、個人的にとても意味ある言葉と感じた(すべての内容が真実とは限らないが)。山本五十六、近衛文麿、東条英機、さらには野球の沢村栄治まで。2024/10/20

しも3

0
改めて 戦中、戦後にかけて  色々な人に起こったエピソードに心打たれる。 生活が根こそぎ破壊 翻弄されてしまう。 特に 生きている一三人の大将 が印象深い 終戦二〇年後に存命中の大将に戦時の思いなどをインタビューする内容。色々な戦後の姿があり 印象深く 読み応えがある。2023/01/08

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