内容説明
身が砕けそうな悲しみの日々は、私にもありました。
しかし、この身が砕けずにいるのは
死者が私を守ってくれるからではないでしょうか。
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「大切な人を喪くす」――それは本当に「別れ」なのだろうか。
「死者と生者の協同」をめぐってやわらかな言葉で語る講演とブックガイドで構成された名著『死者との対話』に、新原稿2本を加えて編む。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
tamami
66
以前途中まで読み、再読する形で読み始めた本書であったが、初読と再読では文章中の言葉が発する実感が、全く違って見えてきた。原因ははっきりしている。人生の大きな出来事を私が体験したからである。それ以降、世界が違ってきたということだろう。著者流に言えば、言葉とコトバの世界ということになろうか。著者のいう死者論は、表現として解る解らないの範囲を超えているようにも思うが、今の自分はその世界に最も近いところにいるような気がしている。著者の本は何冊も読み連ねてきたが、それぞれを再読することでそのコトバに触れていきたい。2025/12/01
tetekoguma
1
3~4月はかなり忙しく本を読む時間も取りづらかったのですが、そんな中、この本を2度読みました。分断と言われ人と人との関係性をどう紡ぎ直すかというのは現代的な課題と思いますが、過去の人、または死者とどう関係を紡ぐのかというのも課題かと思います。若松さんのエッセイは他者の文章の引用に基づくものが多い中、本書は若松さんの言葉や中心で文章も硬めですが読み応えるのある論考でした。2025/04/19
urigaya
1
アランの幸福論、これがすべてだと思う。繰り返し、唱えるように読むと、だんだんと鎮静してゆく。30代に母を、50代で父を送り、残された自身は、死者である彼らと共に、今も、生きていることを実感せざるを得ない。2022/09/25
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