内容説明
マラソン大会で受け取った一枚の手紙が、「被災地訪問」への背中を押した―。約20年にわたる、マラソンとガン闘病のエッセー。後遅走サンデー・シリーズ、完結!
目次
第1章 「ただただ、どうか3・11を忘れないで」の言葉に導かれて被災地を訪問(人工膀胱となられた泌尿器科名誉教授の講演に感銘;一五Kでのドンジリ完走に気付くも、迷惑をかけてないから「まあ、いいか」 ほか)
第2章 後遅走をコツコツ重ねて七百回(異例の猛暑だった八月は皇居での早朝ラン;「走る定年教授の充実オストメイト・ライフ」出版される ほか)
第3章 津波災害地の仮設から復興公営への住宅整整備は道半ば(読売新聞「ストーマと生きる」シリーズに五人のうちの一人として掲載される;五年後の3・11に、崩壊した巨大防潮堤を望む ほか)
第4章 原発事故避難解除地域に人が戻らない厳しい現実(避難指示が五年余振りに解除された直後の南相馬市小高区、さらに先行解除の楢葉町に;「ストーマ認定士」養成講習会から講演要請を受ける ほか)
著者等紹介
山本悦秀[ヤマモトエツヒデ]
1945(昭和20)年、愛知県稲沢市生まれ。元金沢大学医学部教授。39歳でジョギングを始め、41歳のときに初の市民マラソンに参加。以来、遅走・楽走をモットーにフルマラソン21回をはじめハーフ、20K、10Kなど750回余完走(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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