大学生のためのビジュアルリテラシー入門

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大学生のためのビジュアルリテラシー入門

  • 著者名:原木万紀子
  • 価格 ¥2,750(本体¥2,500)
  • 勁草書房(2022/08発売)
  • ポイント 25pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784326050192

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内容説明

インターネットとスマートフォンの普及は、誰でも画像等を編集・入手できるという利便性と、誤った用い方をすれば一瞬にして混沌を生み出す危険性を含んでいる。本書は、米国の大学・研究図書館協会が提唱するビジュアルリテラシーの定義に沿って、なぜそれらの能力が必要とされるか、能力取得のために望まれる訓練について論じる。

目次

序 章

第1章 ビジュアルリテラシーの背景
 リテラシー――言葉の起源とその変遷
 古代エジプト文明とリテラシー
 リテラシーとSociety
 リテラシーとアイデンティティ、VLの可能性について

第2章 ビジュアルリテラシーとは?
 言葉の定義
 VLの変遷
 90年代以降の流れ 教育としてのVL/人間の能力としてのVL
 ACRLのVLの定義
 ACRLのVLと今後の展望

第3章 教育戦略としてのVL――認知心理学の視点から
 二重符号化理論(Dual-coding theory)
 認知負荷理論(Cognitive load theory: CLT)

第4章 図書館情報学とビジュアルリテラシー
 図書館情報学とは
 公共の財産としての情報
 ILとVL
  コラム 米国の図書館司書と日本の図書館司書の違い
 VL教育に向けて――ILとの比較と今後の展望

第5章 様々な領域におけるVL
 芸術分野とVL
 STEM分野とVL
 社会科学分野におけるVL

第6章 VLとCreativity
 創造性研究(1)創造性はDomain general か Domain specificか
 創造性研究(2)創造性のさらなる分類

おわりに
参考文献
ACRL VLにおける基礎能力・パフォーマンス指標・学習成果 一覧

索 引

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

K.H.

6
大学生じゃないけれど。なんとなく美術の読み解き方みたいなのを予期して読み始めたものの、全然違った。この本を読んでビジュアルリテラシーが身につくことはない。そうではなく、ビジュアルリテラシーとは何か、それを身につけることでどんな効果が期待されるのか、というテーマを、米国の大学・研究図書館協会が定めた定義と指標を軸に論じる。リテラシーの歴史等の周辺情報も若干多かったけど、なかなかためになった。あとはどうやって身につけるかだ。2022/06/12

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