内容説明
1990年代前半に着手されたJ.マクドナルドとD.ショーンによる学校改革研究は、研究者が学校改革の現実の内側に身を置き、学校改革の現場の実践者を支援する「アクション・リサーチ」として展開した。以降およそ30年にわたるアメリカ学校改革研究を、各時代の全米規模の学校改革プロジェクトの分析を通して詳細に検討する。
目次
序 学校改革の記憶を失わない
図表番号一覧
第I部 学校改革の「活動の理論」
第一章 学校改革の「活動の理論」の形成──アネンバーグ・チャレンジの出発
1.問題設定
2.J・マクドナルドの学校改革研究の起点
3.C・アージリスとD・ショーンの「活動の理論」
4.J・マクドナルドとD・ショーンの学校改革の「活動の理論」
5.考察と課題
第二章 学校改革の「活動の理論」の展開──アトラス・チャレンジの経験
1.問題設定
2.ランド研究所によるアトラスの評価研究
3.「学校改革の舞台裏」の主題化
4.アトラスの挫折
5.エッセンシャル・スクール連盟のジレンマ
第II部 高校の学校改革研究
第三章 ニュー・アーバン・ハイ・スクール・プロジェクトの学校改革研究の形成
1.問題設定
2.先行研究の検討
3.全米職業教育研究センターにおけるJ・リトルの学校改革研究の展開
4.ニュー・アーバン・ハイ・スクールの展開──R・リアダンの学校改革実践の展開
第四章 ビッグ・ピクチャー・ラーニングの「デザイン」による学校改革の「規模の拡大」
1.問題設定
2.学校改革の挑戦と方略の定式化(1)──「最初の挑戦」と方略
3.学校改革の挑戦と方略の定式化(2)──「続く挑戦」の二つの挑戦
4.学校改革の「二重拘束」─アメリカ高校改革小史
第III部 学校改革の「活動空間の理論」
第五章 学校改革の「活動空間の理論」の形成──アネンバーグ・チャレンジの経験
1.問題設定
2.学校改革の「活動空間の理論」の構成
3.学校改革の「活動空間の理論」の諸概念
第六章 学校改革の「活動空間の理論」の形成──アネンバーグ・チャレンジの「脈絡」
1.問題設定
2.ニューヨークの学校改革の「脈絡」
3.学校改革者の妥協─アメリカの学校改革のジレンマ
第七章 学校改革の「活動空間の理論」の展開──ニューヨークにおける授業改革とデータ活用
1.問題設定
2.学校改革の「活動空間」の発見
3.学校改革の「渦」
4.学校改革の「活動空間」における「政策実施」
終 章 学校改革の「アクション・リサーチ」の形成と展開
1.学校改革の「活動の理論」
2.高校の学校改革研究
3.学校改革の「活動空間の理論」
4.総括的考察
5.残された課題
注
あとがき
参考文献
事項索引
人名索引
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