SELFISHNESS(セルフィッシュネス) - 自分の価値を実現する

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SELFISHNESS(セルフィッシュネス) - 自分の価値を実現する

  • ISBN:9784908148224

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内容説明

アメリカの起業家たちに多大な影響を与え続ける作家/思想家アイン・ランドのエッセイ集

自分の人生は何のためにあるのか?我々は誰のために生きるのか?自己犠牲の偽善と悪徳を暴く
アメリカの起業家たちに影響を与え続けるアイン・ランド哲学がここに復刊!
【新訳】The Virtue of Selfishness 完全翻訳
(「はじめに」より)
なぜ人は道徳律を必要とするのかが理解できれば、道徳の目的が人間にとって適切な価値と利益を定義することであることも、道徳的に生きる上で自分の利益を重んじることが不可欠であることも、人が自分自身の行為の受益者でなければならないことも理解できるでしょう。

【著者】
アイン・ランド
アメリカの作家、思想家。サンクト・ペテルブルク生まれ。1926年アメリカに単身亡命。『われら生きるもの』(1936年)で小説家デビュー。個人主義と全体主義の対立を描く長編ロマンス『水源』(1943年)がベストセラーになり、名声を確立。資本主義の道徳性を示す長編SFミステリー『肩をすくめるアトラス』(1957年)は現在までに23カ国語に翻訳され、累計販売部数は880万に達する。オブジェクティビズム(客観主義)哲学を創出し、小説やエッセイを通じて表現して自らそれを実践し続けた。

田村洋一
教育家・組織コンサルタント。メタノイア・リミテッド代表。『組織の「当たり前」を変える』(ファーストプレス)、『人生をマスターする方法』(ライブリー・パブリッシング)、『プロファシリテーターのどんな話もまとまる技術』(クロスメディア・パブリッシング)、『ディベート道場 思考と対話の稽古』(Evolving)など著書多数。

目次

倫理的生き方の新しい可能性
はじめに
第一章 オブジェクティビズム倫理学
第二章 精神的な健康の敵としての神秘主義・自己犠牲
第三章 緊急時の倫理
第四章 利益の「衝突」
第五章 誰もがセルフィッシュでは?
第六章 喜びの心理
第七章 生きるためには妥協も必要では?
第八章 不合理な社会で合理的に生きるには?
第九章 道徳的灰色教
第十章 倫理の集団主義化
第十一章 ピラミッド建設に取りつかれる者たち
第十二章 個人の権利
第十三章 権利の集団主義化
第十四章 本来の政府
第十五章 自由な社会における政府の資金調達
第十六章 停滞権神授説
第十七章 レイシズム
第十八章 似非個人主義
第十九章 恫喝論法

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ころこ

31
リバタリアニズムとはいわずにオブジェクティビズム(客観主義)といいます。タイトルの「セルフィッシュネス」は利己主義のことですが、この本では良い意味で使っています。これらの含意に近い言葉は個人主義や独立、自立だと思います。日本の近代化で最初にいわれたことが再びいわれなければならないのは、利己主義よりも利他主義、共生といった方が時代精神に合致しているからでしょう。でも当たり前ですが、利他主義、共生を発信している言論人は、それを発信する影響力によってこの世界で自立しています。本書は抽象的でかなり退屈です。2021/12/04

スクワッター

3
★★★★★★ 信じられないほど良著だ… 自分が生きるのにストレートに役立つ哲学本は初めて。極限まで人間のポテンシャルを信じた力強い人間讃歌。利他主義のネガティブで悲観的な世界観から、大きな生きる喜びに満ちた、自分を愛する人生(倫理的利己主義)に後押ししてくれる本。自分を大切にして初めて、他者を真心から愛せる。間違いなく、これからの自分の思考の大きな柱になる哲学。極めて偏った思想なのに、根源の部分は否定することができないんだよな。オブジェクティビズムは知的労力と苦闘に満ちた道だろうが、体現していきたいな。2023/09/23

清水聖

2
辛辣な本。悪を悪として容赦なく切り捨てる。そんな内容。おれは別に性善説の人間ではなくて、そもそも善悪が恣意的で相対的なものだから、人間の根本は善悪とかそんなものでは捉えられないものだと思ってるので… 悪が悪として悪になっているとしても、悪が悪として悪になるまでもあるはずで…。というか…被害の連鎖が人を汚していくのはおそらく真理なので、その連鎖のレールから救い上げたい。そんな人の顔は次々と浮かぶわけで…。この刃物みたいな論理は、おれは他人には押しつけられないね。自戒としては本当に役立つ本。本当に。2021/09/26

Go Extreme

2
オブジェクティビズム倫理学 精神的な健康の敵としての神秘主義・自己犠牲 緊急時の倫理 利益の「衝突」 誰もがセルフィッシュでは? 喜びの心理 生きるためには妥協も必要では? 不合理な社会で合理的に生きるには? 道徳的灰色教 倫理の集団主義化 ピラミッド建設に取りつかれる者たち 個人の権利 権利の集団主義化 本来の政府 自由な社会における政府の資金調達 停滞権神授説 レイシズム 似非個人主義 恫喝論法2021/08/13

たなぼたん

1
個人が個人の倫理観に基づいて利益を追求することで全員の利益となる ただし、他人の道徳を侵害しない 幸福を求めるのではなく、自分の行動指針に基づいて一貫性をもって生きることが幸せを感じるという考え方に非常に納得した。「幸福とは矛盾のない喜びの状態」であり、「医合理的な価値を追求し」「善を実現」することで幸福を感じる 人間として生きるには自分の行動、目的、価値を一生のスケールと文脈で考える必要がある2023/10/18

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