内容説明
イーサン・ホーク出演
『ブラック・フォン』映画化原作!
閉じこめられた地下室で鳴り響く黒電話。
それは“死者”からの電話だった――
あらゆる恐怖を蒐集したサイコ・スリラー短篇集。
【解説】大森望
誘拐された少年が閉じこめられた地下室で、黒電話が鳴り響く。それはこれまで攫われた“死者”からの電話だった――。
映画原作「ブラック・フォン」を始め、アンソロジストが謎の作家の自宅を訪ねて恐怖に直面する「年間ホラー傑作選」、“風船”の友人との奇妙で温かな友情物語「ポップ・アート」他、ブラム・ストーカー賞などを多数受賞した傑作短篇集『20世紀の幽霊たち』を改題・改稿した特別版!
【収録作品】
年間ホラー傑作選 白石 朗[訳]
二十世紀の幽霊 白石 朗[訳]
ポップ・アート 大森 望[訳]
蝗の歌をきくがよい 白石 朗[訳]
アブラハムの息子たち 安野 玲[訳]
うちよりここのほうが 安野 玲[訳]
ブラック・フォン 玉木 亨[訳]
挟殺 玉木 亨[訳]
マント 白石 朗[訳]
末期 の吐息 白石 朗[訳]
死樹 安野 玲[訳]
寡婦の朝食 安野 玲[訳]
ボビー・コンロイ、死者の国より帰る 白石 朗[訳]
おとうさんの仮面 安野 玲[訳]
自発的入院 白石 朗[訳]
救われしもの 玉木 亨[訳]
ブラック・フォン[削除部分] 玉木 亨[訳]
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
里愛乍
68
洋物ホラーといえば、これまで古典ばかりを読んでいた私、初めての作家さんに挑戦です。とはいえ、斬新な特殊設定とかは特に目につくこともなく、ちょっとゾクっとしたりファンタスティックだったり残酷っぽい描写だったり。うまくまとめられた短篇集で途中停止出来るので、読み終わるのに随分と時間がかかってしまいました。表題作と『ポップ・アート』がお気に入りです。2023/08/16
sin
64
やられた!この『ブラック・フォン』2008年に小学舘から出版された『二十世紀の幽霊たち』と同じふぉん!翻訳者もそのまま、改題・改稿版でした。なんと、以前は『黒電話』としていた短編の題名を変えて表題にしています。ん〜映画の原作かあ〜小学舘の方が品切れ状態で手に入らないとはありますがせめて副題に『二十世紀の幽霊たち』とでも入れて同じ本だとわかるようにして欲しかったです。作者の新作を楽しみにしていたのでショックは大きいです。2022/07/25
優希
48
何と言ったら良いのかわかりません。怖い話ばかりですが、時折ほっこりする表情を見せるように思えました。ただ、全体としては面白いわけではないし、つまらないというわけでもない。ただ読んだだけという読書でした。2023/05/23
神太郎
26
映画がわりと面白く原作を読むことにと思ったらこれ短編だったのか!と驚く。短篇小説集ながらなかなかのボリューム。素直に引き込まれるものもあれば、なんだろ、これ?というボヤ〜ンとしたものまで。ホラーだけでなくSFや幻想小説という結構幅広いジャンルを横断した一冊。表題作は削除部分が最後に収録されているが確かにこれは蛇足のような気がした。『ポップ・アート』『ボビー・コンロイ〜』が印象深いが、思い返すとどれも奇想天外なアイディアに溢れた作品たちだったと思う。2023/08/20
ROOM 237
17
【毒舌感想でごめんなさい】イーサンホーク兄貴が映画主演やるっていうから読んでみたんだけど、どの短編もパッとしない。多くを語らずラストで読者に察してね?と委ねるのがスタイルらしいのだけど、委ねるのが早すぎて真意がわからない作品が多々見受けられた。いつか面白くなるはずと頁を捲るも期待値高かったせいかギャップが辛い…。やっぱり偉大過ぎる父ちゃんと比べてしまう自分も良くないけどそれを引いても、うーん。吸血鬼モノとしてのヴァンヘルシング側から見た話は良かったかも🧛🏽♂️2022/08/12
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