角川ソフィア文庫<br> 完本 妖異博物館

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角川ソフィア文庫
完本 妖異博物館

  • 著者名:柴田宵曲【著者】
  • 価格 ¥1,694(本体¥1,540)
  • KADOKAWA(2022/07発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784044007072

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内容説明

古今東西、日本各地の奇談・怪談を1冊に。ろくろ首、化け猫、河童などの幽霊・妖怪から怪鳥退治の話題まで。さらにその類例や原典を、国内外から探し出す。巻末には新たに索引も収録。底本は『妖異博物館』、『続 妖異博物館』(ともに青蛙房刊)。
解説:常光徹

【目次】

妖異博物館
化物振舞/大入道/一つ目小僧/轆轤首/舟幽霊/人身御供/人魂/異形の顔/深夜の訪問/ものいう人形/ものいう猫/怪火/狸の火
大猫/化け猫/狐の嫁入り/狸囃子/猿の刀・狸の刀/鼠妖/大鳥/白鴉/河童の執念/海の河童/百足と蛇/古蝦蟇/蜘蛛の網/大鯰/妖花/茸の毒
果心居士/飯綱の法/山中の異女/人の溶ける薬/煙草の効用/天狗になった人/天狗の夜宴/
生霊/小さな妖精/執念の転化/気の病/形なき妖/大山伏/消える灯/夜光珠/化物の寄る笛/持ち去られた鐘/銭降る/猫の小判/雁の財布/古兜/斬られた石/魚石/提馬風/風穴 など

続妖異博物館
月の話/大なる幻術/雷公/雨乞い/鎌鼬/空を飛ぶ話/地中の声
宿命/火災の前兆/家屋倒壊/卒堵婆の血/経帷子/井の底の鏡/五色筆/難病治癒/診療綺譚/髑髏譚/眼玉/首なし/ノッペラポウ
竜宮類話/羅生門類話/妖魅の会合/雨夜の怪/死者の影/離魂病/樹怪/くさびら
仏と魔/金銀の精/名剣/不思議な車/樽と甕/埋もれた鐘/巌窟の宝/打出の小槌/金の亀
竜に乗る/竜の変り種/虎の皮/馬にされる話/牛になった人/猿の妖/狐の化け損ね/獺/鶴になった人/化鳥退治/大魚/鰻/胡蝶怪/蜂/銭と蛇 など

解説
索引

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

94
水木しげるの「ゲゲゲのキタローシリーズ」全10巻を読んでしまいましたので、この本を手に取りました。以前にどこかですべてではないのですが若干ある部分のみを読んだことがあります。さまざまな文献から数多くの妖怪などについて述べられていて非常に私には興味深い本でした。一つ一つの話がそんなに長くないので時間のある時に少しづつ読んでもいいと思います。私が何年も前から読もう読もうと思っている「甲子夜話」(1巻でダウンしています)からの引用が結構多い気がしました。2024/03/21

Ribes triste

13
古今東西の様々な本から拾遺した妖怪など怪異譚集。柴田宵曲の視点の面白さ。淡々としながらもユーモラスな語り口が味わい深い。ベットタイムのお楽しみで、少しづつゆっくり読みました。こういう本を読んでしまうと原著に目を通したくなってしまう。「甲子夜話」が読んでみたくなりました。2023/12/04

k

2
寝る前に一話ずつ読むのに良かった。妖怪好きや民俗学に興味がある方は読むと良い。2024/01/13

small_akuto

2
1ヶ月くらい前に読んだのにまた読んでしまった。一個一個が短くて読みやすいから、寝る前に読めちゃう。内容もちょうどよく興が乗ればページを捲る手が止まらなくなるけど、そうでもないときは一瞬で寝れる。 小説って物語に向き合うのが苦痛なときがあるけど、これはそんなところもないから、割といつでも読める。 やっぱり終わってしまったのが残念だな2023/06/19

ekura

2
正続2編を合本した完本で分量があり、宵曲の博学ぶりからくる内容の多彩さと相まって、読み切るのにひと月近くかかってしまった。しかし面白かったし勉強になった。2022/09/13

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