日経文庫<br> アサーティブ・コミュニケーション

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日経文庫
アサーティブ・コミュニケーション

  • 著者名:戸田久実【著】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 日経BP(2022/07発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784296114511

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内容説明

●求められる「アサーティブ」な会話
 「アサーティブ」とは「自分を主張する」という意味だが、ここでは、相手を尊重しながらも自分自身の意見を伝えるという意になる。組織の多様性、そして心理的安全性が言われる職場において、誰もが臆することなく、一方で誰もが相手を追いつめることなく、意見を言える環境が求められている。
 在宅勤務が増えて、オンラインやメール主体のコミュニケーションが増えると、発言がしにくかったり、顔が見えないことによる攻撃的なコミュニケーションが増える可能性がある。アサーティブ・コミュニケーションの考え方は以前から日本に導入されていたが、いま改めて、そのニーズが増しているといえる。
 本書は、『日経文庫 アンガーマネジメント』の著者が、怒りをうまくコントロールした先にあるコミュニケーションとして、アサーティブ・コミュニケーションの考え方と実践法を語る。

●職場のケースを中心に
 アサーティブ・コミュニケーションは、アンガーマネジメントの延長戦上にあるとも言える。相手を尊重し、自分の思いを抱え込むことなく語れば、他人への攻撃や自分へのイライラを押さえ込むことができる。アンガーマネジメントでは、「~こうあるべき」という思いが相手を許せないという行動につながっていたが、アサーティブ・コミュニケーションでは「アンコンシャスバイアス」という無意識の思い込みが、相手を必要以上にやっつけたり、必要以上に遠慮してしまったりする原因となる。

 本書はビジネスの現場視点から書かれているのが特徴。事例が豊富で、コンパクトに基本がわかる1冊。

目次

第1章 アサーティブ・コミュニケーションとは
第2章 アサーティブになるための準備
第3章 アンコンシャスバイアスの影響に気づく
第4章 アサーティブな表現のポイント
第5章 ケース別対応例

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

zag2

29
アサーティブ・コミュニケーションについて集中的に読んでいる一冊。日経文庫の手軽な体裁だが、アサーティブ・コミュニケーションの意味から実際までを網羅的に書いています。長年、研修やコンサルに携わっている方でもあり、また会社勤務の経験もあるためか、具体的かつ無理のない対応が書かれていると感じました。2023/10/20

りんだりん

21
アサーティブコミュニケーションとは、お互いの立場や主張を尊重した上での自己主張、自己表現のこと。アサーティブでない自己表現には2つの型があり、一つは非アサーティブの代表とも言えるような、一方的で、威圧的、感情的な「攻撃的な自己表現」。これはパワハラ等につながりやすい自己表現。そしてもう一つは私自身あまり認識していなかった「非主張的な自己表現」。過度にへりくだる表現や遠回しな言い方、自己防衛的な言い訳などがこれにあたるとのこと。それらを俯瞰的に解説し、具体的なケースへの対応方法も網羅された良書。★32023/05/11

みゃーこ

18
とても参考になった。怒りの正体アンコンシャス・バイアス(過去の経験や見聞きしたこと)。アサーティブコミユニケーションと言うとつい伝えることと思いがちだが、コミユニケーションの基本はまず、話すことより相手の話を復唱出来るくらい傾聴すること。コミユニケーションはテクニックであり生涯を通して発達したり劣化したりするものと知り、諦めずコミユニケーションの型を覚え実践に役立てていきたい。この本は型となふ定型句などたくさんヒントがあり非常に良書だ。まず誠実であろうと思った。2025/06/04

ヨムヒト

17
ビジネス書: アサーティブコミュニケーションとは、ある種、聖人君子のように、相手を分け隔てなく、最大限傾聴して、相手を理解した上で、互いを尊重してコミュニケーションを図ることで、組織のコミュニケーションを円滑化し、組織としての効率性を高めるもの。一方で、ダメな人にアサーティブコミュニケーションをやり過ぎても仕方ないので諦める事も必要とのこと。ダメな人ばかりならどうすればよいのだろう?2022/12/27

bookreviews

12
非主張的な方と話をしていると、「それで何が言いたいの?」となって、ついついこちらの口調が厳しくなってしまうこともあります。また、怒りっぽい人を前にすると、言いたいことを直接言わずに、遠回しに下手に出ることもあります。そうなると対等な関係ができず、いい話し合いとならないため、議論が深まらずに終わってしまいます。それはお互いにとっても組織全体にとっても不幸なこと。やはり一番よくないのは「言えない」ことです。 https://bookreviews.hatenadiary.com/entry/assertive2024/03/17

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