コスミック時代文庫<br> 江戸っ子出世侍 千石奉行

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コスミック時代文庫
江戸っ子出世侍 千石奉行

  • ISBN:9784774763897

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内容説明

二十年余も部屋住の身にあった峰近香四郎は出世を重ね、いつしか海岸防禦御用掛として蝦夷地に赴任する身となっていた。
オロシャ船を見聞し、差し迫る危機を知った香四郎は、任期を終え江戸へ戻ってくる。が、旅の疲れを癒やす間もなく、次の大仕事が待っていた。
香四郎を待ち構えていた老中首座・阿部正弘が放ったのは、「本日をもって浦賀奉行になってもらう」との驚愕の言葉だった。役高は千石──。異例の大抜擢である。
だが、たびたび黒船が姿を現す湊は、攘夷派との闘いの場でもあった。
大奥、さらに朝廷をも巻き込む陰謀に立ち向かい、幕臣として国のために励むことを誓う香四郎。
異国との交渉に当たる最前線に立ち、今日も葵紋が刻まれた妖刀村正を閃かせる!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hiyu

4
あの時期に浦賀奉行を命じられることの意味合い。事件のあらましはさておき、ラストにかけての人の心の移ろいに一種の無情さを感じてならなかった。2023/01/08

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