内容説明
「学び直し」ブームのきっかけとなったロングセラー「もういちど読む山川日本史」がカラー頁・コラムを一新しリニューアル。高校の日本史教科書を,一般読者のために書き改めた通史。1冊で日本の歴史を簡潔に叙述し,その全体像を示す。コラムのほか,学界の動向がわかるポイントを新しく設け,日本史の理解に役立たせる。最近の日本史がわかる社会人のための教科書。新コラム43 点追加。*電子書籍化にあたり、許諾等の理由から、紙本に含まれていた一部の写真は掲載しておりません。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Willie the Wildcat
80
評判通り、簡潔・明快な説明で日本史の全体像の把握に最適。数々の掲載写真はもちろん、表裏両表紙裏の『古代行政区画』と『政党・政派の変遷』ももれなく理解に一助。秀悦だったのが『コラム』。説明事項の背景など時に堅苦しいモノもあるが、時に雑学的な要素で最後まで飽きさせない。例えば、盂蘭盆・菖蒲湯などの現代にも繋がる身近な習慣・風習の”転機”など多彩。息子2人曰く、「試験・受験対策でなければ、読み物としては楽しいはず!」とのこと。ごもっともですね。2020/09/25
ドルーク
10
高校卒業から倍に近い年齢になるが、自身は大学受験は世界史で、しかも暗記中心。知識の薄い日本史の教科書をこの年で丸ごと読むとは意外な巡り合い。だが、現代史中心に、歴史は社会人としても知っていて役立つことが多く、時事問題にも通じる。世界史とのつながり、政治、経済、社会、文化、地理など、総合的かつ、流れで理解できる。行ったことがある場所、別の機会に学んだこと、組織を見たり経験したことなどの経験が増えたからこそ、好奇心がくすぐられる内容も多かったと感じる。眠くなってしまう部分もあり、そこはまだ知的胆力の至らなさ。2020/04/24
ひー坊
9
後2回は読まないと、頭の中に浸透しなさそう。でも学生の時よりも流れがスムーズに理解出来たような。2021/06/14
sasara
9
歴史学び直し。高校で採択率6割以上、歴史の山川。わかりやすく2日で読了。歴史は暗記ものではなく、何故を考える科目。戦後75年にきちんとそろそろ向き合うことが必要の時期だが今の文科省では難しいようだ。2020/08/27
田園の風
9
歴史能力検定受験のために買った本。本も読み問題集も解いたが、記憶に残らない。こんなんじゃ40年以上前の受験勉強の繰り返しだ。例えば中世ならば、その時代を取り上げた歴史書を読み、それの整理のため本書を使おう。それならば有効だろう。2019/10/12