徳間文庫<br> 坂の上の赤い屋根

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徳間文庫
坂の上の赤い屋根

  • 著者名:真梨幸子【著】
  • 価格 ¥858(本体¥780)
  • 徳間書店(2022/07発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784198947583

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内容説明

わたしが人殺しになったのは、この街のせい――。
人格者と評判も高かった夫婦が、身体中を切り刻まれコンクリート詰めされて埋められた。血を分けた娘と、その恋人によって……。
その残虐性から世間を激震させた『文京区両親強盗殺人事件』から18年後。
事件をモチーフにした小説が週刊誌で連載されることになる。
そこで明らかになる衝撃の真実とは!?
真梨ワールド炸裂!
 極上のイヤミス長篇。あなたは騙される快感を知る。

〈目次〉

一部
〇章 早すぎた自叙伝
一章 ある企み(2018/9/某日)
二章 飯田橋にて(2018/10/1)
三章 連載開始
四章 神楽坂にて
五章 市川聖子の忠告
六章 坂の上の隣人
七章 女の正体

二部
八章 死刑囚の妻
九章 ナチュラル・ボーン・キラーズ
一〇章 嫉妬
一一章 厄病神
一二章 追いつめられて
一三章 坂の上の赤い屋根

三部
一四章 真相
最終章 (2018/12/19)
回顧  (2014/4/1)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

H!deking

76
これも高田馬場で見つけたサイン本!ザッツ真梨幸子って感じですね。いつもよりは登場人物少なくて分かりやすかった印象ですが、オチは相変わらずえげつない(笑)たまに無性に読みたくなる深夜のラーメンみたいな感じです(笑)2022/07/31

坂城 弥生

55
『読後感爽快』と帯にあるけど相変わらずのイヤミスでしたよ…2022/07/12

mayu

29
読んだ後しばらくは大丈夫ですと思ってしまう真梨さんの作品だけど、新刊が出るとやっぱり買って読んでしまう。父母が医者で個人病院を営んでいる一家の娘が、恋人と共に両親を殺害して埋めた事件、「文京区両親強盗殺人事件」を題材に小説を書くためにインタビューしていきながら物語が展開していく。 帯に読後感爽快と書いてあるのが、どこを指すのかと思うぐらい今回も歪んだ人たちしか出てこない。後半にかけての狂いぶりが凄い。なにが真実かわからず振り回される。ウワーッと思うのに、ここではやめられない!!と夜更し。2022/07/17

JKD

27
優しさではなく施し。高台に住む人と谷底に住む人。同じ谷底でも僅かな高低差で差別的行為が始まる世界に抗うことを決意した大渕秀行。やがて彼は恋人 青田彩也子と共謀し文京区両親強盗殺人を企てるが、悪の張本人は大渕秀行か青田彩也子かで話は進んでいく。大渕秀行と獄中結婚した貧乏法廷画家 鈴木礼子や、駆け出し作家の小椋沙柰、轟書房の編集者たちが犯人像を追って行くなか、ついに戦慄が始まる。「追い詰められて」の章から真梨ワールド全開。今回は人物相関の複雑さがなかったぶん、物語に集中できてよかったです笑2022/08/11

さち@毎日に感謝♪

25
相変わらずのイヤミスで、ドロドロした展開でした。真梨さんの作品の中で犯人を当てるのは難しいのですが、今回は当たりました。犯人の動機が今ひとつ分からなかったです。2022/12/11

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