内容説明
ライナー・ノーツは必要か、否か……ライナー・ノーツ廃止論が囁かれる一方で、無くては困るという意見も根強い。
その実態と現状、是非論について、ライナー・ノーツを70 年代から書き続けた著者が、その舞台裏から検証する!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
imagine
3
楽曲のネット配信が主流となった今、ライナーノーツの存在意義を問い直すのは面白い試みだと思う。だが本書はそれを検証するものではなかった。前半でライナーノーツの成り立ちと、書く際の心構えをサラリと紹介すると、後半は過去の自作の収録に終始。懐古的な思い出語りに留まる。様々なライナーノーツを基に、俯瞰的に音楽情報の伝達を再検証するような書物があれば是非読んでみたい。2017/06/12
