ちくまQブックス<br> 生命倫理のレッスン ――人体改造はどこまで許されるのか?

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ちくまQブックス
生命倫理のレッスン ――人体改造はどこまで許されるのか?

  • 著者名:小林亜津子【著者】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 筑摩書房(2022/07発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 300pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480251329

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内容説明

美容整形やスマートドラッグなど、人体を改良するための技術利用は「私の自由」といえる? 未来社会や現代人の自由をめぐる、生命倫理の対話の世界へようこそ!

目次

◆はじめに
Lesson1 美容整形は「私の自由」?
Lesson2 ドーピングはなぜいけないのか? 安全性・公平性・主体性から考える
Lesson3 スマートドラッグで「私」ではなくなる?
Lesson4 スマートドラッグは、人類を幸せにしてくれるのか?
◆Private Lesson──生きづらさを感じているみなさんへ
◆おわりに
◆おもな参考文献
◆次に読んでほしい本

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くさてる

16
「人間の生命や先端医療技術に関する倫理問題』を扱う学問、生命倫理学という学問分野があることを初めて知った。美容整形、スマートドラッグにドーピング、簡単に「駄目でしょ」あるいは「いいんじゃない?」と片付けてしまいがちな問題を、具体例をあげて、読み手も一緒に考えていくスタイルで、なんだか深く考え込んでしまいました。正解はない。でも、それで終わらせていい問題でもない。面白かったです。2022/11/12

たっきー

7
生命倫理というと、かつては生殖医療が中心の話題だったのではないかと思っていたが、この本では身体や頭を科学の力で改造して良いかというエンハスメントの倫理問題がテーマになっている。美容整形、ドーピング、スマートドラッグを例に挙げているが、どう考えたら良いのか、違和感はあるけれど、明確には答えられないなと思った。2022/10/08

vodka

3
答えが出ない問いを考える、、倫理のレッスン。このフレームで考えると、という思考のフレームは他の分野にも応用ができそう。どっちでもいいじゃん、どうでもいいじゃんと片付けていたことに向き合う時間。ディベートの授業でもあれば取り上げられたりもするんだろうけど、なかなか話す機会のない話題だからこそ、こうして本で触れてもらえるのがありがたい。2022/07/21

Go Extreme

2
美容整形は「私の自由」: これは私じゃない 美容整形は親に悪い? 自分らしく生きてはいけない? シンデレラ幻想 みんな同じ顔に見える 整形で幸せになれるのか ありのままの自分を愛せなのか 判断能力の判断 ドーピングー安全性・公平性・主体性: スポーツを危害原理で禁止 個人の自由ではなくルールの問題 薬物エンハンスメントはアスリートの主体性を損なう 厚底シューズは物理的ドーピング? スマートドラッグで「私」ではなくなる? 人類を幸せにしてくれるのか: 能力クジから遺伝クジへ 生きづらさを感じているみなさんへ2022/07/13

こもた

1
ネット上で整形済みの人が他人の容姿を馬鹿にして炎上してるのを度々見る この整形やドーピング、親ガチャのような考え方について学べる本 生命倫理?な状態だったので理解が進んだ。読んでて驚いたのがドーピング薬物の使用は法規制の対象にならない、ということ。あと、美容整形のクリニックでは常勤精神科医がいるところもあるとか。 容姿さえ良くなれば、な考えで整形してきれいになった人は 中身の問題に目をそむけ続けるのでは?な意見はささったなあ2024/02/23

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