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内容説明
近年のブームで新たにコーヒーに目覚めた方も多いと思いますが。
コーヒーは何かと蘊蓄を語られることが多く、
「面倒くさいもの」と思われる面があるかもしれません。
実際、非常に奥の深い嗜好品ですから、コーヒー道とか、抽出とは、焙煎とは……
などと論じられたりしますが。
本書は「コーヒーハンター」と呼ばれ、コーヒーの普及に人生をかけ続けている筆者が、
「コーヒーをみんなで楽しく気軽に飲めるように」という願いから、
初心者の皆さん向けに書いた初めての一冊です。
とはいっても単なるハウツー本ではなく、コーヒーがどのようにしてあなたの元にたどり着いたのか、
どうしたらもっと美味しいコーヒーが飲めるのかなどを語り、
コーヒー好きの初心者の皆さんの参考にしていただける本になっています。
筆者の本分である、未知のコーヒー品種を探すコーヒーハンティングは、
まさに地理と歴史への理解から始まります。
宗教とヨーロッパの列強がコーヒーを広めた経緯があることなどを知ることで、
コーヒーへの理解が深まります。
また昨今のSNSの発展で、誤った情報が伝播していることが気になります。
業界内でも、品種や精選の誤解、また長らく誤用されている言葉などもあり、
それらの誤解・誤用を解くべく正しい知識を解説します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ソーン
2
意外な話が多く興味深い内容だった。コーヒーは追熟しないとか、生豆を寝かせてヴィンテージにすることはないなど、勉強になる。コンビニコーヒーを褒めていたり、著者の基準があって判断しているのがいい。コーヒー豆についての感覚をお米になぞらえているのがわかりやすい。コーヒーの酸味が苦手だったが、それは劣化した豆の酸味だったのかもしれない。2023/01/23
市川翔太
2
ほとんど知識はなかったがコーヒーにおいていちばん大切なのは豆であること。そして一度自分で挽いてコーヒーを入れてみたくなった。味はほとんど分からないが一度だけ心から美味しいと思ったことがある。その珈琲屋がなぜあんなに美味しいと思ったのかは、もしかしたら豆の鮮度なのかただ単に自分の舌に合う豆だったのかと手と気になった。またいつか行こうと決めた!!2022/11/06
くらーく
1
https://www.mi-cafeto.com/ 人生は豊かにしたいが、懐は寂しくなりそうな値段ですね。まあ、それでも世界中のコーヒー生産者、関係者も楽しく生活できて働く活力がでるような社会になりたいですね。でもなあ。。。1円/gのコーヒー豆でも普通に飲めちゃう自分には、その30倍以上するようなコーヒー豆を買っても、豊かな気持ちになれないような。貧乏性だからなあ。 あと、ピッキングとソーティングの話は本筋では無いけど、興味深いな。2022/09/03
ひつじパパ
1
著者のように「酸味の中に甘味を感じれる」舌を持ちたいものだ。そして、この本を読んだ事で珈琲の産地や流通、歴史など知ることが出来て、違った角度から珈琲を楽しめそうな気がした。今度は、自分で珈琲を淹れて「自分にとって美味しい珈琲」を求めて行きたいな、と思った。2022/07/05
中山りの
0
生豆の大切さはよくわかった。 コモディティを扱うべき理由もまっとうだ。 ただ、「コーヒーがワインと同じようにフルーツ」というのは、ちょっと違う気がする。もちろん、その要素も大きい。ナチュラルとウォッシュトでは、やはり風味が大きくことなるので。 それでも、1ハゼ以降では豆に熱を200℃くらいは与えているので、「フルーツ」として語れるのかな?とも思う。 それでもやはり、農産物で鮮度があることは、その通りだと思う。2024/01/01