ハーパーコリンズ・ジャパン<br> 黒猫ノロと世界を旅した20年

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ハーパーコリンズ・ジャパン
黒猫ノロと世界を旅した20年

  • ISBN:9784596708465

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内容説明

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小っちゃな野良猫と、猫ぎらいの男――
僕らの奇跡みたいな旅は、出会ったあの日に始まった。

世界37カ国を旅したノロと僕の、
20年のすべてが詰まった
オールカラーフォトエッセイ

ある日、東京のとある町の片隅で、カラスに狙われていたところを保護された小さな黒猫。なんの因果か、よりによって猫ぎらいだった著者のもとにやってきたその「黒いの」は、ノロと名づけられて一緒に暮らすことに――。

やがて世界37カ国を一緒に旅することになるノロと著者の、出会ってからの20年のすべてを綴ったノンフィクション。190点以上の写真をオールカラーでお届け。


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■CONTENTS
はじめに
第1章 黒いのがやってきた
第2章 ノロと旅(入門編/冒険編/ノロ・ファースト編)
第3章 ノロと山暮らし
第4章 最後の22日間
おわりに

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 ひょんなことからうちにやってきた黒猫〈ノロ〉と僕のことを書こうと思う。ノロは猫のくせに車や飛行機に乗って旅ができる、ちょっと変わった猫だ。
 僕はこのノロと、20年間、文字通りずっと一緒だった。家や自分の店で仕事をしてきたので、朝起きてから夜寝るまで、趣味の旅行で海外へ出かける時も、八ヶ岳へ移住した時も、僕の傍らにはいつもこの〝黒いの〟がいた。
 昔から「猫は家につく」と言われるが、ノロは僕との暮らしの中で「おうちの人がいるところがボクの家」という、独特の生活感覚を身につけていった。どこに行っても、どこで暮らしても、ノロはいつだってノロでいられるのだ。
 そんなノロと世界中を旅して、それをシェアするのを面白がってもらって、さらにはそれが自分にしかできない仕事にもなった。
 ノロと出会って旅をして、僕は今、想像もしなかったような未来を生きている。 
 この話は、そんな僕とノロの、20年にわたる夢のような日々の記録である。 
                            
   ――本文「はじめに」より


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■ノロと旅した37カ国

スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、フィンランド、エストニア、ラトビア、リトアニア
イギリス、フランス、モナコ、ベルギー、オランダ、ルクセンブルク、リヒテンシュタイン
ドイツ、スイス、オーストリア、イタリア、サンマリノ、バチカン、スペイン、ポルトガル
スロヴェニア、クロアチア、ポーランド、チェコ、スロバキア、ハンガリー、ブルガリア
ルーマニア、チュニジア、モロッコ、エジプト、シリア、ヨルダン、トルコ、ロシア(全37カ国)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

goro@the_booby

59
ノロは黒猫、拾われた猫だったけどご主人?友達?と一緒にこんなにも世界を旅したんだね。奇跡のような20年の記憶と記録。素晴らしい時間を読んでる身も体験させていただいたような気になりました。別れは辛いけど、こんなにも楽しい時間が過ごせたのは素晴らしい。ノロが加わることで単なる観光写真も物語を語るような写真になって良いよね~。2022/07/10

たまきら

45
愛鳥家だった著者がひょんな縁で子猫を買うことになり、それから20年ともに世界を旅した…これはそんな旅の記録です。うちのアカトラさんも若いうちは結構あちこち楽しんで一緒に行きました。リードを目の前に持ってきて「散歩連れて行って」とやったこともあります。10歳ぐらいから嫌がるようになり、いまではのんびりするのが好きなおじいさんですが、ノロさんを見ながらうちの子の今後を思いました。2022/09/04

あっちゃん

37
我が家にも猫が3匹いるけど、1番言うこと聞く良い子でも、こうはいかないなぁ(笑)世界の名所の写真も色鮮やかで黒猫との対比も素晴らしい( ̄▽ ̄)2023/04/29

らび

34
カラスに襲われそうになっていた野良の子猫を保護し引き取ったのは猫嫌いの飼い主。しかしこの毛糸玉がこの先世界中を旅する相棒となる。正直猫を飛行機に乗せる勇気が信じられなかった。個体差があるのはわかるけど順応性が素晴らしかったですね。延べ37か国を20年で巡るその写真がどれも絵になる。1枚1枚が愛らしく堂に入ってます。ノロ・ファースト!だからこそ彼も柔軟に付き合えたのでしょう。虹の橋を渡っても「次はどこ行くの?」って待っていそうです。2022/12/11

多津子

26
飼い主さんと一緒に世界を、日本を旅した黒猫ノロ。その20年が写真と共に綴られたエッセイ。保護された当時のほわほわな子猫時代から、凛々しいごま塩顔の晩年まで、どれもいい写真ばかり。シリアなど、もはや訪れることが難しい場所にも旅していたのがなんとも羨ましい。その存在を知ったのが最近だったので、リアルタイムでノロの旅を見てみたかった。2023/01/29

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