えほん 東京

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紙書籍版価格
¥1,650
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えほん 東京

  • 著者名:小林豊【作・絵】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • ポプラ社(2022/06発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784591162200

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内容説明

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絵本作家・小林豊が独自の手法で自身の故郷である「東京」を独自の手法で描く絵本。
東京は、いまとむかしが重なりあって生きつづける都市。アスファルトやタイルで飾られたまちも、足もとを観察すると、むかしの地形や人びとがくらしてきたあとが見えてきます。積み重なった地層を感じると、目の前の風景が変わって見え、そして「いま自分がここにいること」を実感できるのです。そのことを教えてくれる絵本です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ🍀

189
春になると一斉に花が咲いて、数え切れないほどの人が集まってくる。別れと出会いの季節が過ぎても多くの人が歩いている。おじいちゃん、ここはどこ。そうだろう、懐かしい香りがするだろう。ここはほんの少し前まで海辺だった。この愛宕山に登れば遥か彼方に水平線が広がっていた。夜の隅田川には今も昔も大輪の華が咲いていたんだ。夏祭りが終われば短い秋も過ぎていく。温かな大きな手と小さな手に、ひらりと落ちた初雪が溶けていく。大火に見舞われて辛い思いを乗り越えた人がいるから今がある。だから、いま、ぼくはおじいちゃんとここにいる。2023/08/20

たまきら

35
過去と現在が混ざって描かれた不思議な表紙に惹かれて。男の子とおじいちゃんのタイムマシンに乗ったような不思議な町歩き。スカイツリーを背後に、墨田区のぽっこりそこだけ焼け残ったエリアで育っている娘には奇妙に親しめたようで、地図を確認して楽しんでいました。品川は意外とまだ面白い建物が残ってるよ。佃祭は落語もいいのよね~。そんなこと話していたら母娘で遅刻ですよ。2019/05/17

ヒラP@ehon.gohon

23
おじいさんと歩いた東京は、まだ東京が今のように埋め立てが進まず、海がそばにあった時代でした。 なんだか不思議な世界に入りこんだ気がしました。 江戸から東京となって、大都市に移り変わる前の姿が、とても新鮮です。 名残の残る旧跡と照らし合わせてみると、感慨ひとしおです。2019/05/17

ツキノ

18
2019年3月発行。今と昔が重なり合う東京。おじいちゃんとぼくが歩くうち、昔の東京が目の前に。「江戸はもともと川の戸口という意味」。解説に『いまの東京は親(江戸)の遺産を食いつぶす「道楽息子」の姿なのかもしれません』とある。(E88)2021/03/28

けいねこ

7
おじいちゃんと現代の東京を散歩していると、過去の東京が重なってくる。注意深くながめると、昔からの建物が残っていたり、○○発祥の地なんていう碑があったりで、それを手がかりにおじいちゃんが歴史を語ってくれれば、街がこんなふうに見えてくるのかもしれない。2019/05/04

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