内容説明
『マイルスを聴け!』がベストセラーの音楽評論の鬼才が初めて書く、「ローリング・ストーンズ評論」。1962年に結成され、現在も現役のロック・バンドであるローリング・ストーンズが、1960年代前半から現在までリリースした主要アルバム(約50枚)について徹底解剖。各アルバムの背後に隠された真実を、最新の研究に基づき唯一無二の視点で読み解く。曲名やレコーディング・データも掲載し、デビュー50周年にふさわしい決定版的内容。
目次
イントロダクション
第1章 イギリス・オリジナル・アルバム
第2章 編集アルバム
第3章 ベスト・アルバム
あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hideo
11
中山さん。このシリーズ、ストーンズに対しては、マイルス・デイビス、ボブ・ディラン、ジョン・レノンほどの思い入れはないのかも・・・・。2013/04/19
トーヤン
8
各アルバムの評価(好み)は僕と全然違うところがあるが、音楽評論としてはかなり高い水準の分析をしているのは確か。2016/01/19
Natsuhiko Shimanouchi
3
ストーンズファンにとって良し悪しの評価は好き嫌いとほぼ同義なんだな。なので「ほうほう、それが中山さんの好きなアルバムなんだね」というスタンスで読むとそれなりに面白く読めます。2012/09/02
fon
3
1曲とはいわないが、1枚のアルバムに3曲のお気に入りがあれば十分。どう考えてもアルバム単位(全体を1つのものとして考える手法)での評価は無理!(ストーンズの全盛期を知らないのがいけない?)まあ作者には悪いが、その方法で考えても< Steel Wheels >が凄いと思えない。どちらかといえば< Emotional Rescue >や< Let It Bleed >のほうが愉快で楽しめた。とりあえず影響受けてベスト盤は買ったよー。 こういう主張が強い本(文章)は嫌いだったけど、音楽系なら抵抗なく読めるね →2012/08/27
AM
2
音楽を文章にするというのは難しいですよね。他の方も書かれているように、「筆者の嗜好を楽しむ」ぐらいのスタンスで臨んだ方がいいかもしれません。ちなみに私は”Black and Blue"が大好きです。同時代のブラック・ミュージックを一番うまく取り込んだアルバムだと思うので…2013/04/07