内容説明
作家・政治家の石原慎太郎を父に、昭和を代表する俳優・石原裕次郎を叔父に持った著者初の回想録。「飲め、さもなくばテーブルを去れ」。常に一家の中心で威張っている父。俳優業の大先輩でもあり、周囲から慕われつつ世を去った叔父。4人の個性的な兄弟と大家族を切り盛りした母典子。逸話と伝説に満ちた石原家の素顔を鮮やかに写し出す傑作エッセイ。父・慎太郎の散骨式を描く新原稿を追加。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
栗羊羹
8
4人の息子達は、果たしてのびのびと育ったのか。父親の流儀のなか、絶えず父親の顔色を伺い、(あ〜しようがないな~)とため息をつきながら成長したのか…でもそこには決して人前にしゃしゃり出なかった偉大なお母様が5人の男たちの手綱を上手に操っていらしたのだろう…兼夫人、夫を追うように35日後に亡くなっていらした…2023/01/20
みじんこ
5
慎太郎はやはり言いたい放題で家長として偉そうにしているが、意外と子供たち思いな一面もある、そして趣味が幅広い。全然『スパルタ教育』ではない。大人になるにつれて父との交流の様子も変わってきた話など、まさに良純から見た石原家の様子が垣間見える。裕次郎との逸話、我慢する様子を心に留めているのが印象深く思った。兄弟たちとの逸話はわりとありがちで、伸晃が絶妙に小狡いく面白い。最後に追加された晩年の慎太郎の様子(やはり身近な人に対してはよく怒鳴っていたのは彼らしい)と散骨式の話で、本当に故人になったのだなと感じる。2022/07/24
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