内容説明
35歳フリーター多井田勇の唯一の生きがいはVRMMO。しかし最近はVRMMOにもリア充が蔓延り、ぼっちの彼はゲーム内ですら居場所を無くしてしまう。そんな勇が目を付けたのは新作タイトルのβテストだった。先にゲームをやり込み、正式稼働後にリア充初心者プレイヤーを狩って鬱憤を晴らそうと考えたのだ。そうして正式稼働初日にまんまと初心者プレイヤーを誘い出した勇だったが、あまりにもゲームのことを知らない彼に調子が狂い、逆に手取り足取りアドバイスしてしまう。そんなことを繰り返しているうち、勇はいつの間にか「チュートリアルおじさん」として皆から慕われるようになってしまい――!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 零細企業営業
23
PKするつもりだったけど、チュートリアルを読まないでプレーしてる子達に親切に説明してあげてたら、、ゲーム内で有名になりチュートリアルおじさんと呼ばれるようになる。プレイヤー名よりもチュートリアルおじさんの方が有名なり、ゲームのイベントでは解説に呼ばれてしまうほど運営にも一目置かれてしまう。とはいえ知名度は１つのゲームの中だけの話だからまだまだコレから。イベントでは教え子達達が活躍するのがなかなかに面白い。特に最年少の子と当たった人達の行動が微笑ましい。最後はちょっとアレだったけど。優勝者もなかなかに渋いw2022/10/02
niz001
4
何となく読む。一言で言うと「情けは人の為ならず」。2022/07/10
ウォーカージョン
3
軽くてサクサク読める。ご都合主義だし底も浅いが、こういうのもあり。2023/03/30
菊地
2
チュートリアルおじさん自体はさほど強くない・上手くないけど、経験と準備と努力と運の良さで「人気者」になっている匙加減が良かった。2022/07/01
hadu//桃宮葉月
1
読了。優しい世界なのよなぁ……チューおじはきっかけこそアレだけど、根っこの部分のお人好しさはどうにも隠せなかったっぽいのよねぇ。 "いつの間にかチュートリアルおじさんとして人気者になっていた"（白水 廉, ニシカワ エイト 著） https://twitter.com/forestia_works/status/16425410829144883202023/04/02
