講談社ラノベ文庫 魔法使い黎明期６ 深潭の魔術師と杖の魔女

著者名：虎走かける【著】/いわさきたかし【イラスト】/しずまよしのり【その他】

講談社（2022/06発売）

• ISBN：9784065288528

内容説明

使節団として新世界に到達したセービルたち。
しかし結果として、新世界の支配者であるダナ・リルとの戦争状態に突入してしまう。
ゼロが魔術で海上に作り上げた氷の町を解放区として、
セービルたちは、支配から逃れることを望む新世界の人々の受け容れを行う。
ダナ・リルの半身たる存在ウツワの、生きたいという願いをかなえ、
彼女をダナ・リルの手から救い出したことで、その対立は激化する。
禁足地への攻撃。黒竜の飛来。そして――折れたルーデンスの魔杖。
無限の魔力を持つ深潭の魔術師セービルと、新しきを追い求める黎明の魔女ロスたちが紡ぐ、物語の行く末は――。
TVアニメ化・コミカライズも大人気の本格ファンタジー、堂々のクライマックス！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[みどり]

あ、これで終わりなんだ・・・と、ちょっとがっかりな感じ。 俗に言う「俺たちの冒険はこれからだ！」な終わり方。 新世界はひと段落ついたけれど。 でも、いい落としどころなのかもしれない。 割とワクワクとこの最終巻読めたし。

2022/07/05

[■■■（伏せ字）]

ロス先生のガーターベルトそこなの！？と驚く間もなく終わってしまった…。主要キャラバランスよく顔見せして諸要素きれいに詰めてあるが、これだけのネタ量に見合ったボリュームが欲しかったところではある（刊行タイミングの都合だとは思うが）。補遺とか出してええんやで。この巻の生徒哲学トークもとても良かった。ニンゲンの悪性と向き合いながら正しく生きるには。リアルの情勢ともほんのり重なる話。生徒達の成長と、それでも芯の部分が変わらないところをひとまず最後まで見届けられたのは幸いだったと思うことにしておこう…。

2022/07/05