新潮新書<br> 韓国 超ネット社会の闇(新潮新書)

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新潮新書
韓国 超ネット社会の闇(新潮新書)

  • 著者名:金敬哲【著】
  • 価格 ¥902(本体¥820)
  • 新潮社(2022/07発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784106109584

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内容説明

新大統領・尹錫悦がネットで犯した致命的なミス、日本の政治家もマネしたくなる30代政権党トップのSNS術、PSY、BTS、『イカゲーム』を生み出したコンテンツ力、反日不買の震源地となるなど世論を動かす「オンライン・コミュニティ」の実態、鬼畜化するデジタル性犯罪……。朴正煕、金泳三の両大統領によって蒔かれたIT大国の種がいかに萌芽したのか。その光と陰を余すところなく映し出す。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

76
タイトルにこそ「闇」と付いているが、実際の内容は「光と闇」といった所。韓国の選挙において候補者がどのようにネットを使っているか。から始まり、国家事業としてのネット推進に韓流へと続く。特に韓流、本書を読むと韓国の芸能界が如何に戦略的に世界へと売り出しているのかがわかるな。後半は韓国ネット事情の闇の部分。SNSで先端化した不買運動やキャンセルカルチャー、フェミニズムを巡る分断や「N番部屋」を例としたネット犯罪が描かれている。ただこれらは韓国特有の問題ではなく、全世界に共通した問題のようにも思えるけど。2022/11/29

榊原 香織

71
大ネット社会韓国 選挙戦もネットが過熱。 政治家の名前がほとんどわからない~読めない~。 韓流アイドルもネットから。こちらも知らない名前が多くて(さすがにBTSは知ってたけど)  アマゾンはない、と言うのが驚き 代わりにクーパン2022/10/14

harass

48
自分は長年の韓国ウォッチャーであるが、といってもネットで断片的な記事を読むぐらいでしかない。ふと図書館の棚で適当に選んだこの本を手に取る。過剰としかいいようのない韓国のネットがらみの事件などをまとめた本。いくつか知っているのもあるが、あまりの濃度に途中から読み飛ばした。愚かしく浅ましい事件が連発されると嫌気が刺す。韓国の本は始めてのせいもある。小ネタで読むだけならいいが、まとめて読むのは気分が悪くなる。いやあ韓国に生まれなくてよかった。「N番の部屋」事件はほんま胸糞悪い。ネットで調べてみよう。2023/09/02

kan

28
選挙、IT企業、韓流コンテンツ、ネット犯罪等、韓国のネットに関するニュースや事件を詰め込みまくった一冊。情報量が多く目が回る思いで読んだが、韓国理解の大いなる助けとなった。三大企業サムスン・ヒュンダイ・LGに代わり、IT企業が若者に人気というのは、自由な社風が理由だそうだが、苛烈な競争社会と財閥系企業で40代リストラが標準と考えれば頷ける。私がWi-Fiという概念を知ったのは2000年代初頭の韓国の公衆Wi-Fiに関するNewsweekの英文記事で、韓国はなんて進んでいるのだと当時驚いたことを思い出した。2024/09/09

活字スキー

24
スマホ普及率や高速回線の整備などで日本の先をゆく韓国ネット社会の光と闇を解説。なのだけれど、個人的には「これだから韓国人はヤバい」という話ではなく、既に日本も半ば呑まれている同事多発的で不可逆的な潮流としか思われず、非常に重い気持ちになった。それは先頃読んだ與那覇潤『過剰可視化社会』が訴えていたネット社会の負の作用そのもの。コロナ禍がもたらした様々な変化同様、ITの利便性は社会の様々な状況を先鋭化させずにはいられない。 2022/09/11

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