内容説明
突然、異世界トリップし、美貌の王の後宮に入れられてしまった真理。当初は自分をからかう王に反感を持っていた彼女だが、彼と共に過ごし、時に守られるうちに、少しずつ惹かれていった。けれど、お互いに素直じゃないせいで王との関係はどこか曖昧なまま……。そんなある日、王の生誕祭という大イベントが始まる。その最中、彼が後宮の解散を宣言したことで、彼女はすっかり動揺してしまう。そして別れの前に彼と向き合おうと決めた真理。だが、その途端に誘拐されてしまって――!? ※電子版は単行本をもとに編集しています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はなりん
6
二人ともが素直じゃない、めんどくさい性格のため、遠回りしたなぁって感じです。まぁ、最後は二人ともが素直になってめでたしめでたし。イマールさんも幸せになって欲しいな。2016/04/30
mame_maki
5
★★★・・・不器用な2人が心通じ、めでたしめでたし。2019/07/20
アキナ
5
完結巻。王はマリだけを傍に置くために後宮解散宣言を行い、マリはそれを聞いてもう王の傍にはいられないのだと判断します。マリの家族に対する思いも書かれ、ただ鈍感なだけではなかったことが分かりました。自分の気持ちに背いたままのマリでしたが、ようやく素直に向き合います。王も王で最初から最後まで言葉足りずで、そのせいで問題が大きくなってる気しかしませんが、最後の二人は幸せそうだったからまぁいいか。マリの家族的にも異世界にいたままの方が良さそうかな。ハッピーエンド万歳！2016/04/12
ちかぞお
5
１～３巻一気読み。２人とも、言葉足らな過ぎーーー！と多少イライラしたものの、３巻でやっとお互いの気持ちを口に出来た２人。あー、やっと一安心（笑）。いらんことしーのマリがあれこれトラブルに巻き込まれても、彼女を包み込むアルが格好良過ぎる…！グレゴの実の件とか、もー、どこまでマリのことが好きなんだよっ！！ 羨ましいぞ、このぉ！ ロザンナさんにグイグイ押されてほだされるイマールさんとか番外編で読めないかな。2016/03/13
陸抗
4
最終巻。王様も真理も、お互い大切な事を言わないから毎回トラブルになるのに、なぜ今回も言わない。最終的には丸くおさまったけど。真理は、当初はこの世界に馴染もうと努力してたのが、いつの間にか読書と脱走だけしかしてないような。もうちょっと、色々やって欲しかったかな。2017/02/03
