文春新書<br> トカイナカに生きる

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文春新書
トカイナカに生きる

  • 著者名:神山典士【著】
  • 価格 ¥950(本体¥864)
  • 文藝春秋(2022/06発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784166613687

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内容説明

都心から郊外に向かって人の流れが「逆流」し始めている。
東京都からの転出者数が増える一方で、移住や二拠点生活の希望地に首都圏とその隣接県があがるようになった。
コロナ後の時代では、「下り列車」に揺られて幸せな未来をつくる生活様式こそが新しい生き方だ。

人生や働き方を変える/トカイナカで起業する/ローカルプレイヤーになる/よそ者力を発揮する/有機農業をする/パラレルワークする/古民家生活をする――。


目次
はじめに 
第1章 トカイナカで生き方、働き方を変える ─神奈川県鎌倉市、長野県軽井沢町
第2章 トカイナカでローカルプレイヤーになる─千葉県富津市金谷
第3章 トカイナカで起業する─埼玉県ときがわ町
第4章 トカイナカで古民家暮らしをする─千葉県匝瑳市、埼玉県ときがわ町
第5章 トカイナカでよそ者力を発揮する─千葉県いすみ市
第6章 トカイナカを六次化する農業─埼玉県小川町・ときがわ町一帯
終章 この国の再生は地方から

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Nobuko Hashimoto

31
新聞の書評で見て。都心から1~1.5時間くらいの「トカイナカ」(都会に通える程度の田舎)で、新しいビジネスや生き方を切り開いている事例を紹介。ひとの3倍くらい働いているなあ、バイタリティあるなあと感嘆しながら各事例を読んだが、関東の例ばかりなので、私には各地域のトカイナカ度がピンとこず。ところでコロナはリモートワークを一気に認知させたけど、揺り戻しも起こっているように見える。リモートでできることはリモートでいいやん、うまく混ぜればいいいやん、という合理性が定着すればいいと思うが、どうなるかなあ。2022/09/08

おせきはん

30
都心から1~1.5時間、都会と田舎のよさを生かせるトカイナカでの生活の魅力を事例に基づき解説しています。コロナ禍でテレワーク中心の生活になっており、子どもの通学を気にしなくてよくなる数年後には自分もトカイナカ生活をしたいと思っていますが、住む場所を自分だけで決められないのは、仕方ないものの悩ましいですね。2022/08/22

雲をみるひと

29
コロナによる働き方の変化などを背景に、最近増えているという都市の郊外や周辺部での生活を紹介する内容。インタビューや実例が多く述べられている。書かれている内容がどの程度万人に当てはまるか少し疑問がある。全体的に客観性にはやや欠ける印象はあるが、最近の生活スタイルのトレンドを知る上では参考になると思う。2022/12/19

templecity

10
コロナ禍でリモートワークが進んで、都心から離れた郊外に住む人が増えた。週一の出社でも毎日満員電車に乗ることを考えると自由な働き方を選択できる。地域とのコミュニティに触れられる。日本は空家問題が深刻である。2割近い家が空家と言われる。自治体もトカイナカに住む人への支援策も広めているので、働き方の選択肢が増えていくと思われる。 2022/12/30

ゆうすけ

9
エピソードが若干バラバラな感はありますが、地域で暮らす人たちの息遣いをリアルに描いている。もちろん上手くことばかりでないと思いますが、それでも生き方、暮らし方を見なすことにはなります。そして都内の生活を強烈に問い直す。「東京に住んでいる人って、これまで「好きと嫌いのスイッチ」を「オフ」にしていた」との記載にもドキッとさせられました。もっとこの部分を突き詰めても面白かったかも。 2022/09/17

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