内容説明
したたかで猫かぶりの女房(式神遣い)×イケメンだけど頼りない夫(神主)。
本日も神社の新妻・咲耶は大忙し!
ほっこり癒される妖怪シリーズ第2弾!
なぜ猿が!? 佃煮屋を営むトキは女手一つで三人の子を育てる肝っ玉母さん。だが、引っ越してきた女に子供の声がうるさいと恨まれ、「佃煮に虫が~♪」と太鼓を叩いて騒がれる衝撃の近所騒動に発展。
荒山神社の巫女兼女房・咲耶が、夫で神主の宗高と現場に走ると、毛並みも麗しい三頭の猿が出現し……。(「猿出没注意!」)
式神遣いの奥様が大活躍、心温まるあやかし譚。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっしー
16
前作よりも読みやすかったように感じます。設定を理解したからなのか、内容なのか…は分かりませんが。あいかわらず式神が活躍しているのは掃除などの家事の場面というのは如何なものなのか…と思う反面、御神籤等のきちんとしたものは人の手を介すという考え方は素敵ですね。とはいえ、個人的には夫婦よりもミヤと三吉姉弟のやり取りを楽しませてもらっています。2023/08/26
星華@FANKS
6
シリーズ2巻目。妖や付喪神が増えて賑やかになってきた登場人物達。全体的に前巻よりも少し怖い感じがアップしてますが、最後がホッコリする終わり方なので苦なく読む事ができました。2022/12/28
粋
6
さらっと読了。二、四、五話が面白くなるかと期待したが、やはりそんなに術を使うことなくゆるく終わるのね(苦笑)2022/11/05
シトラス
3
咲耶は京言葉のときは気が強くて、負けない感じだけれども姑のキヨノに関してはめんどくさいのもあるのか、決して逆らわず、イライラさせる言動は挟むものの大人しく従う様子が見える。 宗高とは仲が良くて、とても理想的な夫婦だと思うし今回も楽しいキャラがたくさん出てきたので面白く読めた。2022/08/08
こらぴし
2
あやかし、そして付喪神、にぎやかになっていくなあ。ミヤは自由すぎて三吉の苦労に同情してしまうわ。 ところで、言葉遣い。これは京都やのうて大阪の言葉やね。女子は「わて」より「うち」のほうがよろしで。2022/12/08