敗局は師なり ―知られざる名勝負物語

個数:1
紙書籍版価格
¥1,320
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

敗局は師なり ―知られざる名勝負物語

  • 著者名:中平邦彦【著】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 講談社(2022/06発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 300pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062025249

ファイル: /

内容説明

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

強い男が、なぜ負けるのか? 棋界のトップに立つ超一流棋士たちの〈痛恨の一局〉――彼らは何を失い、何を得たか? 名観戦記者がそのドラマを再現し、敗北の意味と再生への途(みち)を綴る異色の名勝負物語集!

(本書の内容)
マンネリという隙――中原誠
〈煩悶〉と〈習う心〉――米長邦雄
勝負魂の揺らぎ――谷川浩司
見てしまった悲劇――内藤國雄
邪 心――森けい二
自分に負けるとき――大内延介
あとひと押しの非情――二上達也
〈安全〉の罠――森安秀光
はやる心――桐山清澄
執念と悪手――有吉道夫
〈最善手〉の誘惑――加藤一二三
内なる敵――大山康晴

●……勝負の価値は、そこに賭かっているものの大きさで決まる。だがそれは、勝者が何を獲得するかということより、敗者が何を喪失するかということの方が大きいのではないか。そして敗局の中にこそ、その人の真実がありはしまいか。そんな思いで、敗者側から見た勝負を書いてみた。それも、よく勝っている超一流の人たちの敗局、痛恨の一局を。なぜなら、常に勝っている人ほど負けの痛みも激烈だからである。だが大事なことは、敗戦はただマイナスばかりではないことである。敗戦の悲しみを糧(かて)にして棋士は立ち直る。沈潜した悲しみがその人を強くし、さらなる飛躍をもたらすのだ。挫折(ざせつ)なき人に、超一流はいないのである。この読み物は、敗戦の痛みをこらえ、それを克服した敗れざる男たちの記録である。そこから人生の勇気を感じとってもらえれば、と思う。(序文より)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ランフランコ

10
33年前の本なので知らない棋士もいるが、登場する12人は皆大物棋士だ。そんな彼らでも痛恨のポカがある。そりゃそうだろ。だって人間だものと言いたくなる。その中に森安秀光という棋士が登場する。谷川浩司の少し上の世代で内藤国男ら共に神戸組として当時の将棋界を席巻するのだがどんな顔の人だろ?と思い、ググったところ40歳の時、当時12歳の息子に刺殺されていた。うっすらと記憶がある事件だ。当時は将棋に興味が無かった為、あまり記憶に残ってないのだろう。この衝撃の事実が分かってからは、正直本の中身が吹っ飛んでしまった。2020/09/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/2465234
  • ご注意事項