内容説明
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データ集め(社会調査),データの整理,分析,…….社会調査に携わるすべての人が知っておくべき統計学の基礎を,懇切ていねいに解説する.親しみやすい題材に触れながら,調査研究に必要となる知識・手法を身につけよう.一見難しい数式も,その意味を言葉で説明しているので,数式アレルギーを克服できる!
【主な内容】
第0章 イントロダクション
第I部 コア
第1章 データを集める
第2章 データをまとめる
第3章 関連を捉える
第4章 関連を疑う
第5章 データから推測する
第6章 データから確かめる
第II部 理論
第7章 コイントスで社会を見る
第8章 集まったデータを表現する
第9章 推定が満たすべき条件
第III部 手法
第10章 社会の下流化は起こっているか
第11章 継承される格差を検討する
第12章 世界の男性の家事事情
第13章 年収と年齢の関係
第14章 ワイン評論家を出し抜く方法
第IV部 終わりに
第15章 統計学の応用とこれから
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かわうち
1
基本統計量の考え方、相関関係の成立には、関連があること、時間的な順序があること、関連が時間的に先行するほかの変数によって説明されないことが必要となる、回帰分析、重回帰分析、カイ二乗検定、t検定、F検定を実例に基づいて学べるなど、社会調査における基本を網羅的に学べる一冊だった2024/12/02
mopinfish
0
タイトル通り、社会調査の現場で用いるという視点で書かれた統計学の本です。実社会の実データ、家事分担時間の国際比較や年齢と年収の相関など、実感を持って考えられる題材になっているのでとっつきやすかったです。内容は推定・検定から相関、回帰分析まで学部レベルの統計を一通り押さえつつも各章は十数ページでまとまっており読みやすい。また、統計値を出した後の解釈にまで踏み込んで解説してくれているので、誤った解釈をしないためのポイントがわかります。卒論などで統計解析を用いる人は目を通しておくと良いと思いました。2022/11/10