内容説明
少年野球・サッカー等の少年スポーツや運動部活動、体育授業等、子どものスポーツにかかわる指導者や保護者の方へ。教育学の視点、心理学の視点、スポーツバイオメカニクスの視点……、さまざまな観点から子どもの「やる気」の引き出し方を提案。いかに子ども自身が楽しんで、やる気をもってスポーツに取り組めるか、その方法とヒントがぎっしり詰まった一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かい
2
スポーツに関わる大人全ての人に読んでほしい一冊。大人がいかに子どもたちのスポーツへの意欲と環境とやりがいを奪い去っているかがよくわかる。指導者はそのひと時、3年間程度の短い期間の子どもたちのスポーツに対する責任を負うのではなく、将来にわたってその子がどのようにスポーツと関わり、楽しむことができるか。そういった力を培うために指導=導くコーチでなければならないと強く思った。そのためには、プレイとは何か、遊ぶとは、面白さの追求であり、外発的に動機付けられた意欲では、子どもたちは伸びないし、やる気にはならない。2020/12/21