内容説明
陰キャボッチの少年・小暮秋良と美人生徒会長の高崎雫花は騒動を経て無事カップルに「うわーん！ うまく告白できないよぉぉぉ」なっていなかった。雫花は今度こそ告白しようと一念発起し秋良をデートに誘うのだが？
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
芳樹
32
最強番長と最強元スケバンの最弱ラブコメ第2巻。学内に蔓延る『悪』に二人が立ち向かう今回で、生徒たちを苦しめるクズをバサッとぶった切るところが実に爽快。ヤンキーたちが悪さして、それを秋良と雫花が懲らしめる。という「水戸黄門」のようなパターンが形成されつつありますね。一方、ラブコメはやはり雫花の空回りで進展しないのがもどかしいけど、完全に恋する乙女な雫花が可愛らしいので良しとしましょう。さて、そんな彼女は最後に大きな勘違いをしましたが、このことが秋良との関係にどう影響していくのか。続きが気になります。2022/07/01
nishiyan
18
秋良にぞっこんなものの、本人を前にするとどうも空回りしてしまう雫花。そんなグズグズの状況の中、秋良はテニス部の先輩・未希、社会科教師の香織を巡る問題に巻き込まれる本巻。雫花のグダグダラブコメパートと美女絡みの問題解決パートと安定感のある展開は実に面白い。秋良の不器用さと雫花の夢見がちさ故に、噛み合っているのに、少しだけすれ違ってしまう点は何度読んでも愉快。解決パートでの息の合ったバディ感が恋愛では生かされない二人の残念さが本作の魅力。ラストのやり取りが吉と出るか凶と出るか。次巻が楽しみ。2022/06/23
真白優樹
12
相も変わらず雫花が空回りし、秋良が首を傾げる中、学校に巣食っていた様々な問題が現れる今巻。―――悪の前、彼等が立ったら全てが終わる。 牛歩が如く空回りしながらもどかしいラブコメを繰り広げる中、暴れん坊将軍かと言わんばかりに悪を相手に二人で無双する。成敗系の面白さが更に出てくると共に、面白さが円熟していく巻である。街の外からの脅威が迫る中、雫花と秋良の間で発生した、いい意味で致命的な勘違い。果たしてこの状況で脅威に対処できるのか。こののっぴきならない恋路は何処へ往くのか。 次巻も勿論楽しみである。2022/06/22
rotti619
10
陰キャと見せかけて実は最強の番長小暮秋良と、生徒会長だけど実は元番長高崎雫花の、すれ違いラブコメ第2巻。既に悪役キャラが何か問題を起こす→秋良が髪をビシっとキメて「俺に喧嘩を売るなんていい度胸だな」と無双する、という流れが1つのパターンとして形成されている（この時雫花が水戸黄門のお銀のように周りの雑魚を片付けているのがポイント）。このお約束と、2人のポンコツな恋愛（主に雫花サイド）のギャップが心地よく、安定して読んでいられる。最後の最後で豪快な勘違いを生んでいたが、このノリなので上手くいかないと思われ。2022/07/19
水無月冬弥
8
高橋びすい先生（@naojanne02）の #ラノベ ＃キミラノ 水戸黄門的な展開で綴られる最強＆ポンコツラブコメでした。いやあ、展開もパターンを踏んでいるので、本当にサクサク読めて楽しい２巻でした。バトルとしては相手が弱すぎてアレでしたが、ラブコメのほうはポンコツのままですが、どんどん秋良の良さが周囲にバレている気が。頑張れ、生徒会長！ 最後で最大のポンコツをしてしまった気がするけど、大丈夫かな？（きっと大丈夫ではない） 2022/08/14
