内容説明
学校や店の「黙食」から、黙浴(銭湯)、黙煙(喫煙所)、黙乗(バス)まで――。理由のないことではないだろう。しかし、今日もこの国には閉塞感いっぱいのキャッチコピーが溢れ続ける。恐ろしいのは、コロナにナーバスになりすぎる人と、スマホで価値判断を狂わせた人の急増だ。大方の世界の流れに逆行し、政府とメディア、「専門家」たちは人々をいかにミスリードしてきたか。ネットニュース編集者によるコロナ狂騒観察記。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
GAKU
45
コロナにナーバスになり過ぎている日本と日本人達を批判しているが、作者がそのように批判する根拠が明白でないので説得力が無い。今までのネット批判に関する著書は共感して読んでいただけに、今回の1冊はちょっと残念でした。 2022/07/29
ミライ
34
中川淳一郎さんが、ここ2年間のコロナ禍の模様を綴ったコラム(タイトルが面白くて購入)。基本的に、マスクや黙食自粛、恐怖を煽るメディアなど、専門家や政府メディアがいかにコロナ禍で日本人の価値観を狂わせたかが描かれる。タイトルから滅茶苦茶感情的な物言いなのかと思ったが、冷静に問題点について分析されていた。中川さんのツイッターが好きな人や、現在のコロナ禍の諸々の対策に疑問を持っている人にオススメ。2022/07/08
やっさん
28
職業柄リテラシーが高く寸止めしてるけど著者としては「新型コロナはただの風邪」って言ってるわな。日本人の科学リテラシーのなさ、感情で思考停止になる部分は問題だと思うけど家族や周辺に基礎疾患がある人がおらず、就学児童もいない人だったらこんなこと言ってられるだろうけど、一言で言えば集団免疫のフリーライダーだと思う。感染しなくて良かったね。奥さんも夫唱婦随でノーワクチンだったんだろうか。読むのやめようと思ったが意外とオリンピックとか好きなのね。2024/05/15
ひろりん
21
著者がこの2年間に書いてきたコラムをまとめて、さらに補足のコメントをつけたものですが、この2年間というと、コロナに関する記述が多くなっています。まぁ、著者の主張に賛同するかどうかは、人によって意見の分かれるところでしょうが、これだけ言いにくいことをズバリと言ってくれるのは気持ちのいいものがあります。因みにコロナの部分に関しては、個人的には彼の意見に近いかな。世の中の風潮とは違った角度で物事を見る意味で読んでみるのもいいかなと思います。2022/07/31
takehiro
17
日本のコロナ対策についておかしいと感じている人は楽しめると思います。私は楽しく読ませて頂きました。2022/07/29