文春学藝ライブラリー<br> 文学者と哲学者と聖者 吉満義彦コレクション

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文春学藝ライブラリー
文学者と哲学者と聖者 吉満義彦コレクション

  • 著者名:吉満義彦【著】/若松英輔【編】
  • 価格 ¥1,500(本体¥1,364)
  • 文藝春秋(2022/06発売)
  • 文藝春秋 新年度に読みたい!ビジネス・教養本フェア  ポイント増量キャンペーン(~4/19)
  • ポイント 390pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784168130984

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内容説明

日本最初期のカトリック哲学者の思想と生涯
岩下壯一の弟子にして遠藤周作の師。カトリックの思想を日本に植え使徒としての生を切望した哲学者の論考・随筆・詩を精選して紹介。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

83
私は、吉満義彦さんが「近代の超克」の座談会に参加したことにずっと違和感を持っている。「近代超克の神学的根拠―いかにして近代人は神を見いだすか?」で中世と近代の連続性を訴える吉満論文は、明らかに異質である。そんな氏の思想全貌を、若松さんが36編の著作集に纏める。確かに難渋。「神秘主義」などお手上げだ。小林秀雄さんが「吉満君の論文は非常に難しい。日本人の言葉としての肉感を持っていない」と評した文章だが、でも何故か心地よい。哲学者の理性と、芸術家の感性と、求道者の霊性が一致した「実在の探究者」の確信を感じる。2022/07/15

amanon

5
かつて全集版で何冊か読んだことがあるが、ここまで読みにくい文章を書いていたとは…とにかく無駄に長い文章が多くて、つい「どうすればうまいこと短くできるだろうか」てなことを考えてしまい、先に進まないこと数知れず(笑)。外はいえ、何かと触発される箇所も少なからずあり、あちこちに付箋を貼ったのも事実。行き過ぎた進歩主義や個人主義、そしてつい忘れられがちになる宗教や魂の問題など、百年近く前から人間が抱えている問題ってあまり変わっていないのだな…という気にもさせられる。それから編者による注釈が全くないのは不親切。2022/10/17

Go Extreme

1
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