角川文庫<br> 水木先生とぼく

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角川文庫
水木先生とぼく

  • ISBN:9784041127537

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内容説明

家の改築好き、大の美人好き、水木サン独自の漫画コマ割術など……アシスタントだからこそ知っている水木サンの知られざる素顔がここに!
つげ義春、赤瀬川源平、南伸坊など後の著名人との親交や、妖怪ブーム到来までの秘話など、水木ファン垂涎のエピソードを収録。
生誕100周年記念出版の文庫化にあわせて、「怪」に連載した「アシスタントの日々 水木先生とぼく」と、「おまけの水木先生とぼく」を書下ろし!
巻末には単行本時収録した京極夏彦氏の寄稿を再録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

akihiko810/アカウント移行中

25
40年、水木プロのチーフアシスタントをした作者・村澤昌夫による、水木先生を巡るエピソード集。7.5/10点  完全な「水木マンガ」になっていて面白い。エピソードは他愛もない日常と、バリ島とヨーロッパ旅行を水木先生と行った、という話。水木マンガの異国の怪しい背景とか、水木先生のルーツが垣間見れる。しかし、40年もアシやってたのはすごいなー。水木マンガの「点々」描写は大変だったそう。そりゃそうだ2023/03/16

kei-zu

23
アシスタントを長く務めた著者による水木しげるのプライベート。美人が好きな人間臭さの一方で、旅先のバリでは彫刻や仮面を買いまくる妖気アンテナの感度の良さ。本書に紹介される、箱入り豪華本の「妖怪事典」は、中学生の頃、奮発して買いました。妖怪は面白いが、何より水木先生が面白い(著者に「アンタ、漫画の仕事が無い時は、妖怪画を描くんですわ」)。2024/02/24

軍縮地球市民shinshin

14
水木しげるのアシスタント歴40年の深沢くんが回顧する水木先生との思いでを綴った漫画。これがかなり面白い。完全に水木漫画になっている。一緒に行った海外旅行の思い出が特に面白かった。2022/06/15

J.T.

6
水木先生の仕事の弟子である村澤昌夫氏による、水木先生の回想録。この本で描かれているのは1977年から1981年くらいまで。水木先生がお亡くなりになってすぐに連載されたものをまとめたものだろうと思う。あの水木先生のもとで40年近くお弟子さんをされていたのだから、もっと逸話がたくさんあるはずで、これは続きを是非読みたい。40年も近距離で一人のひとに師事しているのに、村澤氏が水木先生を尊敬されておられるのが、伝わってくるところが素晴らしい。爽やかな気持ちになった。絵柄がやはり私の知っている水木タッチそのもの。2022/12/21

ゴロチビ

6
何年か前の朝ドラ「ゲゲゲの女房」を思い出しながら読みました。「アシスタントは大勢いたかもしれないが、弟子と言える人は少ない、彼こそが弟子だったのでは?(大意)」という京極御大の文章を優しいなぁと思いつつ読みました。そしてそういう主役じゃない人生も素晴らしい人生に違いない、と思うとジワっと胸に来るものがありました。これからは「聖☆おにいさん」のヨハネみたいに「先生に愛された弟子」って名乗ったらどうでしょう?w そして出来ることなら、水木先生が憑依したような作品を、これからも世に出して行って欲しいと思います。2022/11/03

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