内容説明
警視庁捜査一課特命捜査対策室に出向となった椎名真帆は、名前とは全く異なる仕事に戸惑いを隠せなかった。訳ありの係長と、キャリア警部が同室の女性3人の部署。捜査資料の確認のみの仕事のはずが──。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nemuro
53
書店にて、山邑圭による新シリーズ登場か!?とも思いつつ、サブタイトルに「椎名真帆」の名前を発見。どうやら警察内の異動らしいと気が付いた。思えば3年余り前のこと。女探偵、コーデリア・グレイの活躍を描いた名著『女には向かない職業』(P.D.ジェイムズ)を想起させるタイトルと帯の「警察小説に、衝撃のヒロイン!こんな女刑事みたことない」に惹かれて手に取ったシリーズ。案外順調に第4弾。男運は悪いけど諦めるには早すぎる、刑事になってしまった女・椎名真帆。荻窪東署から本庁へ(ただし出向中)。今や馴染み。安定の感がある。2022/09/07
nemuro
45
今でこそ「ISBNコード」で「本を探す」が、ごく通常な私だが、読メ登録から10年近い間、そんなこととは露知らず「書籍名」のみを入力し、表示される似たような本の中からひたすら「これは!」と思われる本を検索。「Kindle版」しか見当たらない場合も「まっ、これでもいいか」と登録していたものである。その後、ダブりでの購入、初読と思っての再読など、微々たる混乱を招いていたり。で、その顕著な例が<刑事に向かない女>シリーズ。先月読了の第3弾と第4弾の本書は図らずも2022年以来の再読。まあ面白いから良しとしようか。2024/03/02
坂城 弥生
42
『刑事に向かない女』シリーズの続編。2023/07/27
fuku3
28
2022.6.14読了。シリーズ第4弾。"刑事に向かない女"椎名真帆が警視庁捜査一課に出向!特命捜査対策室第七係に!重丸麻子警部補45歳係長、警察庁より出向有沢香織警部補27歳キャリア警官、椎名真帆巡査30歳、訳有り女⁉︎三人の未解決事件の資料整理部署は島流し⁉︎左遷⁉︎事務職に専念出来て嬉しい筈がなぜか捜査が恋しい!ストーカー殺人事件資料に奇妙な落書きを見つけた真帆は休暇を取り一人で調べ始めると…。何処かで聞い様なストーリー!重丸と有沢はもっと破天荒で飛んでも無い方がよかったのでは⁉︎二人共地味過ぎ!2022/06/14
達ちゃん
27
新シリーズかと思いきや椎名真帆シリーズ4作目。なかなか味のある仲間とともに事件に挑むストーリー、サクッと読めて面白かったです。2022/09/27