内容説明
大漫画家であると同時に二人の娘の父であった水木しげる。その姿は、次女からどう見えていたのか!?
幼少期の思い出から、父・逝去後まで……娘としてずっと傍で”お父ちゃん”を支えてきたからこそ書ける、水木サンの魅力的な素顔に迫るエッセイ集。
家族のこと、仕事のこと、すきな食べ物のことなど、家族でしかしならいレアエピソード満載。
貴重な写真の数々も収録。生誕100周年の記念文庫化にあわせて、悦子さんの書下ろしエッセイを収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
たぬ
15
☆4 次女によるエッセー集。楽天的で健啖家、好奇心旺盛で猫が好き。暖かな気持ちになるエピソードがたっぷり詰まってた。歴史にも明るかったのね~。家族みんな仲が良くて「糞闘記」で大盛り上がりできるユーモアも持ち合わせてる。笑いがたくさんある素敵な家庭だね。余談:水木作品にはたくさん好きなものがあるのだけど、中でも「よみのくに 最初の米」はトップクラスに好き。靄の向こうに死んだ妹がいるお話も忘れ難い。2024/11/04
こまごめ
14
次女からみた水木しげるの面白エピソードが沢山ありました。でもやはり最後の元気だった水木しげるが突然いなくなるシーンは涙無しには読めなかった。ファンから愛され、家族からも愛された水木しげる。ただただ偉大だなと思う。 一番好きなエピソードは夫婦喧嘩になり頭にキタ!相撲で勝負だ!となぜか相撲で決着つけるところ。2024/02/22
NBかえる同盟
8
京極さんの著作で「悦ちゃん、悦ちゃん」と何度も名前を聞いて(読んで)きたので、何だか著者が古くからの知り合いのように気がする不思議な感覚で読んだ。家族から見た大先生、方言で話されているのが新鮮だった。大先生がお亡くなりになる頃の顛末は、やはり読んでいて悲しさがこみ上げてくる。生誕百周年、様々な作品に出会わせてくれて、本当にありがたい。2022/06/18
APIRU
7
漫画家としての顔と父親としての顔。次女・悦子女史が、水木しげる大先生との思い出を語ります。食べ物の好き嫌い、病院嫌い、虫好き、飼っている猫など日常における珍エピソードから、漫画に向かう姿勢、仲睦まじい夫婦愛、そして亡くなる直前の様子。大先生本人のエッセイや『女房』よりも、もうちょっと日常色が濃く、家庭における大先生の素に近いような気がしたものでした。微笑ましく胸ぬくまるたくさんの思い出。そして、大先生本人から溢れ出る「幸せ」が、悦子女史の綴るエピソードを通して、読んでいるこちらにも伝わってくるようでした。2023/08/24
ゆき
1
クスッと笑ってしまう部分もあれば、思わず涙ぐんでしまうところもありました。水木先生の人柄がよくわかる素敵な本でした。2025/05/09
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