角川文庫<br> グレート・ギャツビー

個数:1
紙書籍版価格
¥792
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

角川文庫
グレート・ギャツビー

  • 著者名:フィツジェラルド【著】/大貫三郎【訳】
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • KADOKAWA(2022/06発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041126523

ファイル: /

内容説明

若かりし頃、貧しさと従軍によって恋人デイジーと引き裂かれたジェイ・ギャツビーは、帰還後、巨万の財を築いて、ニューヨーク近郊ロングアイランドに豪邸をかまえ、夜ごと華やかなパーティを開く。それらはすべて、人妻となってしまったデイジーを取り戻すためだった。その狂気ともいうべき一途な情熱が、やがて思いがけない悲劇を引き起こす――。
1920年代のアメリカ社会に生きた人々の成功と敗北、失われた青春の夢を描く、「失われた世代」「ジャズ・エイジの旗手」フィツジェラルドの、非の打ちどころがない傑作といわれる代表作!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キャンダシー

66
無邪気に恋の魔法を振りまいていたデイジーは、完璧なお姫様だったね。彼女の恋という権力に服従していた頃が、ギャツビーも最高に幸せだったんだろうな。だからその当時の彼女の面影が忘れられない。彼女への片想いを成就できると信じても、夢の終わりとともに一切が崩壊してしまう。トム・ブキャナンとデイジーがお互いの異なる権力を求めて結ばれた後に、精神の喪失しか招かなかったように。ニック、あえてこう言っていいかな、最高に純粋な愛すべき究極のエゴイスト、ジェイ・ギャツビーって。彼こそ私にとって忘れがたい、永遠のマイヒーロー。2022/09/19

山のトンネル

7
野崎訳(新潮文庫)に近いが、こちらの方が表現が具体的だから読みやすい。文学的には野崎訳の方が好み。けれど、野崎訳だとスラスラは読めない。フィッツジェラルドのまだるっこしいさを残しつつ、内容を頭に入れるなら大貫訳(角川文庫)から読み進めるのが良さそう。光文社古典新訳文庫は要約というか、シンプルだけどスカスカ。とにかく文章の圧縮が多い。読みやすいという一点に関しては光文社が突出しているが、お酒に酔うような陶酔感や、文章が体に染み込んでいく感覚が味わいたいなら野崎訳。 読みやすさ:光文社>角川>新潮:文学的表現2022/10/09

kokekko

6
訳が古い! 「かみーさま」はないだろう! それはさておき凄い小説。最初に新潮文庫版を読んだ時私はまだ10代のおわりで、人々がギャツビーを訝しがり、変な奴として扱う理由がわからなかった。彼はただのかっこいい人に見えた。20代を過ぎた今再読し、こんなに悲しい話だったのかと思ってしまった。理想の世界に住む人が、現実世界に住む人に恋をしたら、現実の棘にさされる覚悟をしなければならない。でもギャツビーにはその棘の存在すらわからなかったのだろう。ニックはいいやつだ。そしてやっぱり、今読んでもギャツビーはかっこいいぞ。2022/10/04

くらげ

2
突然大人になってしまったひとと、大人になれないひとたちと、大人になることをどこか拒んだまま死んでしまったひとの物語のように感じた。解釈としては間違ってるだろうけど、後半のどうしようもないやるせなさはもう戻れない時を惜しんでいるように思った。2022/08/17

com.

1
ギャッツビー。華やかで、色鮮やかで、儚い。「夢」そのもののような人物でした。 思っていたよりも悲しい物語。 別の翻訳家の方の本も読んでみたい。2023/03/31

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/19735549
  • ご注意事項