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内容説明
「ケイリン」としてオリンピック種目にも採用されている日本発祥の自転車競技・競輪。
競輪は、戦後日本で公営ギャンブルとして誕生して、ファンの熱狂と度重なる廃止論のなか独特な発展を遂げてきた。選手とファンの関係、公的な運営組織と選手、競輪場と地域社会、競輪界とスポーツ界――さまざまな切り口から、当初からプロスポーツとして出発した競輪の戦後から現在までの歩みとドラマをたどる。
日韓対抗戦やガールズケイリンなど、近年の動向も踏まえながら、ファンでもあり研究者でもある著者が「働く者のスポーツ」=競輪の社会史を活写する。
目次
序 章 文化としての競輪
1 競輪との出合い
2 いま、あらためて競輪を考えること
第1章 自転車競技が公営ギャンブルになるまで
1 自転車競技法の成立
2 競輪以前の日本自転車史
3 働く者のスポーツ
第2章 競輪の高度成長期
1 小倉で始まった競輪
2 「狂輪」と呼ばれた時代
3 管理される選手たち
第3章 都市空間のなかの競輪場
1 都市的レジャー施設としての競輪場
2 工業労働者の街に作られた競輪場
3 公営ギャンブルと都市の政治
第4章 競輪のスポーツ化
1 競技としての競輪
2 日本が生んだ(部分が多い)世界のスポーツ・ケイリンの誕生
3 ギャンブルとスポーツの関係
第5章 ギャンブルとスポーツの境界線上で――選手とファンは何を考えてきたのか
1 スポーツかギャンブルか
2 「競輪道」という物語
3 馬に賭ける夢、人間に賭ける現実
終 章 競輪の「未来」――日韓対抗戦と女子競輪の復活
1 日韓対抗戦競輪が持つ歴史的意味
2 旧女子競輪の歴史
3 ガールズケイリンとしての復活
あとがき
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BJF028
沖縄電鉄社長