内容説明
相手は銃器で武装。現場には多数の人質がいる模様。これより特殊治安出動装備にて臨場する! 警視庁警備部第六機動隊、通称六機。対テロ対策を主とする特殊部隊だが、出動要請は様々だ。厚いベールに包まれた特殊部隊を描く傑作アクション。 警視庁対テロ部隊SATの土岐悟警視は、キャリアでありながらあえて最前線で命を賭けて戦う特殊部隊の小隊長。人並みはずれたストイックさで常に正しい職務のあり方に心を砕く28歳。部下は一癖も二癖もある百戦錬磨の隊士たち。彼らと共に、ドイツのGSG-9中佐に実践さながらの過酷な訓練を課され日々鍛錬の毎日だが、ある日、銀行の立て篭もり事件に出動を要請される。刑事部の特殊部隊SITとの確執、その有用性が警察組織内でも疑問視される中、彼らの真の実力が試される時が来た……。リアルなアクションシーンとタクティクスを存分にお楽しみあれ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
えみ
54
殺されても死なない。それが第六機動隊特科中隊、いわゆるSATの隊長に起用されるための第一条件なのかもしれない。それにしても、本当に“不死身の警視”と呼ばれるだけのことはある活躍だった。使命感より義務感と任務に励むには相応しい現場のキャリア警視だ。警察上層部の思惑に利用されたような形でSATの第四小隊長に任命された土岐悟は任務の下で厳しい毎日、命の危機に晒され続ける。それでも腐らない。だから部下たちがついてくる!人質救出、誘拐事件、逃げ場のない火災現場、自爆テロ覚悟の犯人がいるハイジャック事件。常に苛酷だ。2023/08/19
空のかなた
22
ぐいぐいとアクション映画を見ているように引き込まれていていく中毒性がある。第六機動特化中隊(SAT)の第四小隊隊長となった土岐悟警視。装備品や銃器の細かな品番や特徴の描写は首をかしげてしまう程、専門的過ぎて理解が追い付かなかった。とはいえ土岐隊長が率いる隊員個々人のキャラクターの妙、頻繁に例えとして出てくる阿修羅王等の神々の名称や、各宗派のお経、最終章で描かれる臨死体験のシーンに、土岐隊長が抱えるトラウマや死と隣り合わせの日々の中で悟りに達していく物語とも読み取れた。これば次刊も読まずにはいられない。2023/11/13
かえで
1
不死身すぎ!2023/08/16
フウミズ
1
good 93 2022/11/28




