薔薇はいいから議席をくれよ

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薔薇はいいから議席をくれよ

  • ISBN:9784910276069

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内容説明

逆境にあるフェミニストたちを励まし女性連帯を呼びかける超絶かっこいい力強い言葉が詰まった本。2021年4月のソウル市長補欠選に男女平等を公約に「女性一人でも暮らしやすいソウル」を掲げ立候補した著者。目には目を! もう負けるわけにはいかないと女性の政治参加を呼びかけ鼓舞激励してくれる。同時代のすべての女性に伝える『私は自分のパイを求めるだけであって人類を救いにきたわけじゃない』著者キム・ジナ2冊目の待望のエッセイ。

世の中は変わらないかもしれない。けれどもあなたは変われます。人類に与えられた残り少ない時間を、数千年の慣性などものともせずに革命的に生きてしまいましょう。離婚とちがって人類滅亡は優雅でも爽快でもないのだから、「きれいでいなくちゃ」などというプレッシャーは捨てましょう。私たち、最善を尽くして戦って、尊厳をもって負けましょう。  キム・ジナ

目次

はじめに 私たちにどれほどの時間が残されているだろう

回避病
男というクライアント
女はなぜ簡単にあきらめるのか
コアのある人生
自分に失望しなくては
消滅の誘惑を前に
決定的瞬間に後ずさりしない
男性は失敗した
女性には自分だけの党が必要だ
データ外の女たち
同質婚もイカれている
マンゴーピンスが怖いのか?
匿名とクレジット
脇役なら断る
女一人でも住みやすいソウル
15・1パーセントの意味
今、ここでのバックラッシュ

おわりに

日本の読者のみなさんへ キム・ジナ
解説 北原みのり
訳者あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

駒場

6
OECDの女性関連指標で日本とドンケツを争い続けるライバル国・韓国の行動的フェミニストのエッセイ。女友達が「どうせ"彼女の男"のもとへ行ってしまう」と思うことをやめよう、とか、決定的な瞬間(出世とか)に後ずさりせず「自信が持てないのは"女らしさ"が刷り込まれているせいかも」と考えてみよう、とかは響くぜ。そして女性政党立ち上げ時に「ほかのマイノリティ問題はどうするんですか?」と言われ続けて政治参加できる女性をマジョリティとみなす視線にうんざりした話とか、近年のあるあるだ~と一緒にうんざりしました2022/11/27

TNdler

2
「男性カルテル」という概念が新鮮だった!キムジナさんに勇気づけられた。2022/07/20

Yukipitasu

0
『今、ここでのバックラッシュ』で書かれた内容を無批判に垂れ流すとかヤバすぎやん…インターセクショナリティ(交差性)とかホワイトフェミニズムとかの概念が存在しないかのような口ぶり…フェミニズムにしろ何にしろ、根底にあるのは人権思想なんだから他のマイノリティを差別するのとフェミニズムは相反するよ。 トランスジェンダーに関しても雑語り、デマ拡散を平気でするし… 『フェミニズムってなんですか?(清水晶子)』『トランスジェンダーQ&A』『イラストで学ぶジェンダーの話』とかがおすすめ。2024/11/11

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