地政学世界地図

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地政学世界地図

  • ISBN:9784487813377

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内容説明

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フランスの歴史教師にして、人気YouTuberが、いま世界で起きている33の主要な国際問題について、地政学の観点で簡潔に解説。
地図と平易な文章で書かれた、フランス・ラルース社による地政学入門。

目次

序文
日本語版出版にあたって
1 すべての地図は間違っているのか?
2 国境線はどうやって引かれたのか?
3 なぜ欧州連合(EU)の加盟国は変わり続けるのか?
4 トルコはヨーロッパなのか?
5 アルザスはフランスなのか、ドイツなのか?
6 グリーンランドはどこに属しているのか?
7 BRICSとは何者か?
8 国境の目的とは何か?
9 宇宙は誰のものか?
10 なぜジブラルタルは英国領なのか?
11 「ロシアの飛び地」カリーニングラードとは何か?
12 キプロスはどこに属しているのか?
13 リヒテンシュタインとはどんな国?
14 マケドニアが「北マケドニア」になった理由とは?
15 香港は中国なのか?
16 ナウルは滅びた楽園か?
17 キューバ、時間が止まった国?
18 なぜ二つの国家が朝鮮半島に存在するのか?
19 ミャンマー(ビルマ)は統一できるのか?
20 インドとパキスタンの間に何が起きているのか?
21 なぜ中東に紛争と危機が集中するのか?
22 なぜシリアでは混迷が続くのか?
23 イスラエル・パレスティナ紛争はなぜ解決できないのか?
24 ユーゴスラビアはどこへ行ったのか?
26 アラル海はなぜ消えたのか?
27 なぜアルジェリア国民は蜂起したのか?
28 エリトリアには自由があるか?
29 なぜスーダンは危機に陥ったのか?
30 なぜイエメンは瀕死の状態にあるのか?
31 リビアはまだ存在しているのか?
32 ベネズエラで何が起こっているのか?
33 中国はどこへ向かうのか?
監訳者あとがき
掲載図版一覧

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

風に吹かれて

20
 世界のことを少しでも簡潔に知りたいと思いながら書店の棚を眺めていて発見した本。フランスの中学校で歴史と地理を教えているという著者。ならば私にも理解できるだろうと思い手に入れた。  国々を知るためには、世界のどこに位置しているかということは重要だ。そして、これまで歩んできた歴史を理解しなければ様々な現在の問題を理解できない。国によっては数百年あるいはそれ以上を遡らないといけない。 →2023/11/20

coolflat

17
36頁。マーシャル・プランによる借款を割り振るために欧州経済協力機構が1948年4月16日に設立され、これが1961年に経済開発協力機構(OECD)へと発展した。この経済的結束に加えて、冷戦という状況の中で防衛上の結束も生まれた。それが1948年3月17日に締結されたブリュッセル条約であり、ソ連に対抗するために、フランス・英国・ベルギー・オランダ・ルクセンブルクの五カ国が欧州防衛共同体をつくって防衛上の同盟となることを定めた。さらにこれら五カ国はすべて、翌年創設される北大西洋条約機構のメンバーとなる。2022/06/28

black_black

7
直近の世界情勢をかなり『ざっくり』解説している。著者によるYou Tubeの講義動画が元になっているらしく、文章も忙しいが、ヨーロッパ・中東・アフリカ・南米・アジアと幅広く現在地を押さえるには良い本だと思う。各地域における独裁やアラル海の枯渇問題を始めとする環境問題など、人類の愚かさを感じる話題が目立つけど、そこに住む個人の生活は必死なものがあるわけで、色々と考えさせられる内容も多い。2021/11/14

teddy11015544

6
どこまで巻き戻しても解決できそうもない人類の業の深さが、不安定な地域を形作っている。言語・民族・資源・歴史。民主化運動も、その実現につながらない現在の姿。世界史はよく勉強しなかったが、いろんな地政学の不安定さにかかわっているオスマン帝国って何だったんだろう。2020/11/03

kavocha

4
ざっとまとめられていて最後まで飽きずに読めた。現在でも日本では想像できないような、まるでディストピアみたいな地域が結構存在しているところが印象的だ。割とアフリカと中東の記述が多かった印象だ。また、こういう本を書く人は大変だろうと思った。著者もどこかの国民であることは確かで、その国の文化的背景を無意識のうちに反映してしまう可能性はある。いち読者としては、同一の出来事について異なる著者によって書かれた文章を読み、客観的な認識に努めるべきだろう。2021/11/13

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