内容説明
鉄道は、エネルギー効率が良く地球環境にやさしいと言われるが、その事業の将来展望は決して明るくはない。元国鉄職員の著者が、データをもとに鉄道生き残りの道を提言する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
手押し戦車
22
ビジネスには二つのタイプに分かれる。毎年新製品を研究開発して市場に送り出すタイプと一貫して同じ製品サービスで陳腐化せず独占力を持ち続けるタイプがある。独占力があるビジネスでも製品なのかサービスなのかで設備投資が異なる。特にブランド力があると設備投資が不要になり独占力だけになりキャッシュが増えていく。インフラサービスは設備投資がかかる分、参入障壁が強くなり地域独占など容易に出来て価格決定権を握れる。投資で大切なのは言い値で長期的にさらに海外から輸入にも影響を受けないかなど容易にできるかを判断する事。2015/07/10
かなく
1
分かりやすい解説で面白かった。 かつては一大決心をして関東へ進出したが、新幹線によって気軽に地元へ戻れるため敷居が低くなった。「都会は住み難いから地方に住み、必要に応じて都会に出掛ける」は、一部都会人の論理だろう。やはり便利な場所に住みたい。また、建物の技術進歩により以前ほど土地が必要でなくなったのも大きい。新幹線を整備すればするほど地方が衰退するのだろうか。2016/08/09
いま
0
確かに採算性という面からするとローカル線などは積極的にBRTへ代替して行くというのが正論。感情やプライドの面から鉄道に固執している側面はあるのではないか。電車そのものを観光スポット化するぐらいの生き残り戦略が可能な路線は別として、三セク化したローカル線などは廃線も致し方ないなと思う。2016/04/11
ぶいしーてん
0
整備新幹線の二重投資ぶりをこれでもかというくらい指摘。しなの鉄道でかつての在来線幹線の高規格設備が無為に腐っていくのを見たはずなのに、何度も整備新幹線を作って在来線を死なせていくってこれがモータルシフトか。2013/08/04
蛻の殻
0
東海道新幹線の功罪のうち罪として考えられるのは、1、東京一極集中の促進。2、新規格(電圧、軌間等)設定による鉄道体系の分断。 リニア新幹線の建設によって同じ轍が踏まれることになる。2013/06/16
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