竹書房怪談文庫<br> 大阪怪談 人斬り

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竹書房怪談文庫
大阪怪談 人斬り

  • 著者名:田辺青蛙【著】
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • 竹書房(2022/05発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784801931145

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内容説明

シリーズ第2弾!
魑魅魍魎が跋扈する大阪! 恐怖の怪異ガイドブック

北区:百貨店前で目撃されたゾンビの幽霊!
堺区:死んだ人に会わせてくれる、ふしぎ地蔵
福島区:地図から消えた謎の島の怪異
中央区:死を招く、コンビニの傘の忘れ物!
西区:切腹のくじ引きをした土佐稲荷神社
千早赤阪村:河内音頭で唄われる十人斬り猟奇事件

ホラー作家・田辺青蛙が徹底取材の上で書き下ろした地元・大阪の怪談集第2弾!

・大阪の春の風物詩、造幣局の通り抜けにまつわる奇妙な話「通り抜け」
・たこ焼き屋で出会った男性の怪異「天満のたこ焼き」
・千日前は心霊スポットとしても有名。霊が見えるという友人を連れて行ったら…「見てしまった者」
・伝承される悲劇とそれらに纏わる不思議な話の数々「大阪千人斬り」「曽根崎五人斬り」「河内十人斬り」
など、大阪市内を中心に綴られる怪異譚を47話収録。

ほんまに怖い話、大阪にはようさんあるんやで――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

85
実話怪談集。ご当地怪談は数多く発表されているが、正直言って本シリーズはその中でも最高峰に位置するんじゃないかと思っている。良きご当地怪談は怪談と土地が上手い事融合しているのだが、本シリーズに限ってはそれに加えて大阪という土地の過去の古層まで掘り返しているように思えるから。河内住人斬りや曽根崎五人斬り、住吉区の銀行のような土地の過去が絡んだ話と、「コンビニの傘」みたいな現代風の怪談の比率が良いのも嬉しいところ。ところでクナサヤキンジって落書き本当にあったのかしら?今度大阪の読友さんに是非聞いてみたいところ。2022/06/02

ma-bo

74
大阪怪談の第二弾。実際にあった事件にまつわる怪談や、コンビニの傘等都市伝説的な怪談がやはり好み。『ほんまに怖い話、大阪にはようさんあるんやで』2022/08/13

眠る山猫屋

61
切々とした怪談が多いかな。民間伝承から続いているような。後半にある“由来もよくわからない古い神様”の系列の話は、ちょっと真摯に受け止めたい。言い訳が効かない、粗相が赦されないって怖い。全体にダークさは薄いけれど、小箱を預かってしまった少年の行く末や、きもだめしに行った後に不穏な縁切りメールが来た話など、ゾクリとするエピソードもチラホラ。そして結構作者さん自身が罰を当てられていたような・・・(苦笑)【日本の夏は、やっぱり怪談 其の一・和編】へ。2022/07/02

よこたん

35
“僕、あの日からコンビニの傘立てが気になって、毎回必ず見るようにしてるんです。そしたらね、たまぁに見るし、あるんですよ。赤い「×」の書かれた傘が。” 借りパクは勿論、間違ってしまっても駄目なんだろうなあ…こわすぎる。大阪怪談第2弾。土地の歴史を感じるものから、ついそこいらの風景に溶け込んだ得体の知れない違和感まで、バラエティー豊か。知っている知名や訪れたことのある場所、次見るときは違う景色になりそう。造幣局の桜の通り抜け、無理。大阪と和歌山の境の旧紀見トンネル、天王寺の陸橋は、私も通るのがしんどい場所。2025/06/10

mariann

30
大阪怪談の2作目。今回は南河内の方からも話が集まってきていた。やはり歴史が古い街はそれだけ物語が多い。道頓堀の話や大阪大空襲、暗がり峠に至っては、もう民話。そして場所柄関係なく、ものすごく怖い話も。そして中之島には五代友厚の影に埋もれたかのような岩本栄之助。相場師の鑑のような方だ。 本に出来る、出来ないものも含めてまだ沢山のストックを持ってらっしゃるようなので、是非シリーズ化を求む。2022/08/27

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