文春e-book<br> 少年と犬

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文春e-book
少年と犬

  • ISBN:9784160901247

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内容説明

馳星周の直木賞ベストセラーを、『星守る犬』の村上たかしが感涙コミカライズ!

傷つき、悩む人々に寄り添う、一匹の犬がいた──。『少年と犬』は、東日本大震災で飼い主と別離した一匹の犬「多聞」が、さまざまな人々との出会いと別れを繰り返しながら、東から西へと旅する物語です。

家族のために犯罪に手を染めた男、外国人窃盗団のリーダー、男に貢ぐ風俗嬢、死期を悟った老猟師、震災で心を閉ざした少年……旅の途中で多聞が遭遇するのは、傷つき、悩み、惑う人々です。彼ら彼女らは、多聞によって心を洗われ、勇気と愛をもらいます。東北から本州を縦断、ひたすら南西へと向かう多聞が目指す“目的地”とは──。

人間という愚かな存在を、犬の視線を通して描いた珠玉の連作集。原作は2020年に第163回直木賞を受賞、25万部を超えるロングセラーとなっています。

コミカライズを担当したのは、ベテラン漫画家の村上たかし。すべてを失った中年男と愛犬との最後の旅を描いた『星守る犬』シリーズが100万部の大ヒットとなり、映画化もされました。

抑制の効いた語り口でドラマを紡いだ原作を踏襲しつつ、きめ細やかな作画力で、感動的にコミカライズしました。犬好き、マンガ好き、文芸ファンだけでなく、幅広い読者を引きつける魅力にあふれた作品です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

すぱちゃん@失敗することよりも、 挑戦しないことのほうが、格好悪い

31
同名小説のコミカライズ。東日本大震災で一人ボッチになった犬が、何かを求めて南へ旅する物語。行く先々で色々な訳ありな人物たちに寄り添いながら、さらに南へ。目的地で待っていた笑顔と悲しい別れ。ホロッと来ました。犬も猫もかわいい😍2023/02/04

剛腕伝説

9
読み友さんのレビューに惹かれて図書館で借りたら、何と!コミック版でした。でも、大好きな村上だがしさんの作画なので興味津々で読み始めたら、やばっ!やっぱり泣かされました。健気な犬の物語はどうにも辛い。いくら物語とはいえ、もっと生かせてあげてよ‼️ 泣いた泣いた‼️ 小説版は妻に任せます(^ー^)2025/10/05

こばゆみ

9
これはきっと原作を読んでいたほうが楽しめる気がする。もしくは後から原作を読むか。漫画としてももちろん楽しめるけれど、端折られてるな〜と感じるところもあったので… でも多聞(犬)の可愛さは倍増していてとても良かった!そして絵がリアルゆえ、亡くなる場面のしんどさも倍増…2022/08/03

コリエル

8
村上たかしの絵だけれど馳星周の原作なので人の命は紙屑のように散っていく。この絵柄だけれどある種のエレジーが存在する、多聞が目的地に辿り着くまでのエピソードの方が好きだった。2022/08/12

てつ てつや

6
原作は未読。多聞、やっと会えたのに。。。でも、守れて良かった。。。のかな。。。2022/11/18

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