内容説明
本書はタイトルからもお分かりいただけるように、2017年10月に発売された『残念な鉄道車両たち』の続編だ。本書においても、基本的なスタンスに前作からの変わりはないが、『残念な鉄道車両たち』で採り上げた車両は、ほとんどが国鉄・JRの車両であったので、本書では私鉄、第三セクター鉄道、あるいは公営交通の車両を採り上げている。意欲的であったがために、残念な結末を迎えてしまったともいえる車両たちは、成功したといわれる車両よりも純粋で、魅力的だったのかもしれない。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たいそ
7
2020年。今回は私鉄や地下鉄。近鉄10100系ビスタカーは子供の頃一度乗ったことがある。2階じゃなくて1階でちょっと残念だったけど楽しかったからか憶えている。残念さでいくと10000系のほうが上かもしれないが、あれは折り込み済みだっただろうし、10100系をとりあげるほうがこの本らしい。「新しいビジネスのスタイルを模索せよ。そして成功の事例が生まれたら、そこから日本の鉄道の姿が変わる」(白井昭氏)2020/07/31
六点
6
前著では、DD54やC53、583系電車など旧国鉄を中心に、期待を背負って導入され、その後、思いもよらぬ用途に移ったり、あるいは短命に終わった車両を取り上げていた。今回は民鉄が中心になり、会社を取り巻く社会変動の影響により思いの外不憫な生涯を辿った車両が中心になった。高度成長とバブル崩壊、その後の少子高齢化が鉄道業界に与えた負の影響は限りなく大きい。前著に比べて、著者の鉄道愛が横溢しすぎている点もあるが、市場を見通す事、ニーズに見合った商品を開発すること、それらを学ぶにも良書であると言えよう。2020/05/19
Teo
2
残念な車両の続編。これが残念な車両?と思う物があるが、基本的に一編成とか一両だけ作られて後が続かないまま廃車と言う見方での残念な車両。札幌市交通局D1000形は何度も乗ったり見かけたりしたけど、事業者ではなくて利用者からの視点では「兎に角ディーゼル音がうるさい」と言う代物だった。2020/05/04
siomin
1
期待をもって導入されたけど,故障がちであったり,時代に合わなくなったり,様々な事情で期待外れに終わった車両を紹介しています。国鉄・JR以外の車両を取り上げていますが,時流に乗れずに大成できないのは人も車両も同じなのか。著者のあまりにも熱い鉄道愛が溢れる文章は,好みが出るかと思います。車両の写真が外観の1枚だけで,文章では車内の言及があるのにそれを示す写真が無いなど,もっと写真があったほうが面白かったと思います。2022/06/28
K
0
(2020,536)私鉄、3セクなど。名車とは。2021/03/25
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