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内容説明
時はフランス革命――。ルイ16世、マリー・アントワネットを斬首台に送り、「死の天使長」の異名を持つ革命家がいた。彼の名はサン=ジュスト。悪事を働く貴族たちを残虐かつ凄惨に処刑していく彼の行動は、やがて「革命」という大きな時代の転換点へと繋がっていく。これは愛のためにフランス王国を殺した男の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
祐樹一依
5
【◎】たぶん、突き詰めれば身勝手な思想なのだけれど、悪人が「悪人」として存在するので、思想はとどまらず反映される。死刑執行人としての才覚を見せ始めるジュストのそれは、半ば逃げ場のない一方的なデスゲームのようで、でもやはり「処刑」に過ぎない。勧善懲悪とは呼びがたい独走は、何処まで進むのか。きっと、行き着くところまで。2022/09/01
yuhta
0
ルイ16世、マリー・アントワネットを斬首台に送り、「死の天使長」の異名を持つ革命家がいた。彼の名はサン=ジュスト。悪事を働く貴族たちを残虐かつ凄惨に処刑していく彼の行動は、やがて「革命」という大きな時代の転換点へと繋がっていく。これは愛のためにフランス王国を殺した男の物語ーー。シスコン主人公が腐りきったフランスを立て直し妹の住みやすい国にする為に自身が悪人となり悪と裁くダークヒーローになるのだがどんどん狂気に染まって勧善懲悪とは呼びにくいものに変わり果てていく。最期はどこに行きつくのか。次巻は読まない2024/02/02
himemiya
0
★★2023/01/31